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今:悠々自適な気分。将来:ホンモノの悠々自適。
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 ほんた。今日は朝から走るつもりが、昨日夜更かししてしまったので寝坊。30度を超える中、10時半くらいから10キロ走ってきた。全然スピードが上がらないし、とにかく苦しい。

今年25冊目。「レバレッジ・リーディング」(本田直之、2006年12月)。「本の多読は投資」と割り切り、使い倒す術を書いている。線を引き、端を折り、ドンドン書き込み、風呂でも読む。全てを吸収しようとせず、二割で十分。制限時間を決めて読む。片っ端から買い、片っ端から捨てる。

・・・って普通無理だから。1,500円が100倍になって帰ってくる、っていうけれど、著者さんのそのリターン15万円の源泉は本だけじゃないでしょう?

そんなわけで、「もったいない」精神の塊である私には、残念ながら大部分は実践できそうもない。わずかながら、参考にしたいところをメモ。

・本文を読む前に「まえがき」「目次」「あとがき」を読み、目的を意識しながら読む。
・レバレッジメモを作り、頻繁に目を通す。

レバレッジメモの話は是非実践したい。このブログに書き残しているのをコピペすればすぐできる。
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 ほんた。たまに平日会社を休むと、朝寝坊できたりして「なんて休みってありがたいんだ」と思う一方、遅れてる仕事について頭から離れずくつろげなかったりもする。

今年24冊目。「マネーと常識 投資信託で勝ち残る道」(ジョン・C・ボーグル、2007年8月)です。

著者はアメリカの投資信託会社バンガードの創始者で、インデックスファンドの産みの親。この本はそのインデックスファンドの利点をひたすら説いています。投資するなら低コストのインデックスファンド。

インデックスファンドとは、インデックスに連動する投資信託です。インデックスとは東証では「日経225」とか「TOPIX」とか、香港だったら「ハンセン指数」とか、アメリカだったら「S&P500」とか「ダウ平均」とかいうやつです。

一方、ファンドマネージャーが相場観に基づいて運用する投資信託をアクティブファンドといいます。アクティブファンドを運用するファンドマネージャーは投資対象である市場の平均であるこれらの指標を上回ることを目標にするわけです。

ところが、勝者がいれば敗者がいます。しかも、ファンドマネージャーや販売代理店に払ったりするコストを考えるとマイナスサムゲームです。1970年に存在した(おそらくアメリカ市場を対象とする)株式ファンドのうち、S&P500を年間1%以上上回る成績を記録しているのは6.7%しかないそうです。その6.7%を選別する目なんてあるわけはありません。それなら低コストのインデックスファンドに投資しましょう、というのがこの本の趣旨。

・・・まあ、頭ではわかるんですけどね。以下、メモ。

・オッカムのかみそり。「存在は不必要に増加してはならない」=「一つの問題に対して複数の解決方法が存在する場合には、最も単純な方法を選択すべき」
・短期的なリターンをもとにして運用成績を追いかけてはいけない。特に巨大な強気相場においては。
・プロイセンの将軍、カール・ヴァン・クラゼヴィッツの言「よい計画の最大の敵は、完璧な計画という夢」
・インデックス運用は、これまでに発明されたなかで最高の投資戦略ではないかもしれないが、それより悪い投資戦略は数え切れないくらいある。
・オリジナルの投資ポートフォリオを構築することで楽しむための資金は、投資資産の5%を1ペニーたりとも上回ってはならない。5%を「楽しむお金」のための口座に置いたとしても、95%は「まじめなお金」の口座に預けておかなければいけない。
・業種別の市場セクター型ETFは大きなリスクを負っている。短期的な投機のためにではなく、分散のために使うべき。そうでなければ、もともとのインデックス運用の概念と対立するものである。

95%と5%という割り切りをして楽しむという視点は参考になります。インデックスファンドのメリットはある程度理解していたものの、どうもその楽しみの誘惑に負けていました。最近インデックスファンド(住信-STAM グローバル株式インデックス・オープン住信-STAM グローバル債券インデックス・オープン住信-STAM グローバルREITインデックス・オープン)を購入し始めましたが、コツコツと積み立ててその比率を高めていこう。

・・・日本株・日本債券・Jリートは現在投資比率ゼロ、今後も日本株を除き投資するつもりはないのですが。ボーグルの考え方に従うと一定割合必要なのですが、年金は国債での運用と考えると、将来分を考えたポートフォリオ全体としてはそれでもいいかと思います。

それでも外国株と外国債券の比率を決めかねるところ、ボーグルは年齢と同じ割合(20歳なら20%)を債券で運用すればいい、あるいは年齢マイナス10%でもかまわない、というようなことを書いている。インデックスファンドの優位性を細かな数字を使って検証しているのに、それでいいのでしょうかw

そうそう、それとこの本は結構誤植が目に付きます。もったいない。

 ほんた。

今年23冊目。「野口悠紀雄の「超」経済脳で考える」(野口悠紀雄、2007年11月)です。価格の決まり方や資産運用の考え方、年金問題や少子化対策などなど、色々な問題についてQ&A方式で経済学的な考え方を提示した上で誤解を解いていきます。

印象に残った所をいくつかピックアップ。

・日本経済概要。GDP500兆円、税収50兆(うち消費税10兆)、国債発行30兆。
・公務員を減らしても、歳出の中で公務員給与は例えば社会保障費に比べればたいしたボリュームは無いので、財政再建は困難。
・日本の所得収支黒字額の大半は米国債の利子。分散投資の原則から考えると、「莫大な資産のただし運用法を知らない成金」。
・安定供給や安全保障のためには、食料自給率を高めるよりむしろ自給率を低下すべき。分散投資の考え方と同様、供給源を分散することによりリスクを減少させるべき。自給率100%では、日本の天候不順でアウト。
・国債発行額の問題。債権者は国民だから国全体としてみれば借金を背負っているわけではないので、国債発行額が多いこと自体は問題ではない。夫が妻から借金をしても、家計としては問題ではない。問題はその使い道。妻が店のリフォームに使うはずだったお金を夫が借りて飲み代に使ってしまうと将来のお客さんが減ってしまうように、民間が設備投資に充てるはずだったお金を政府が無駄遣いして国の生産力が落ちることが問題。
・消費税を社会保障目的税とすることについて。社会保障に充てる名目で消費税を増税しても、現在社会保障に充てられている他の財源からの収入が別目的に使われる(たとえば防衛費に充てられるとすれば、「消費税を増税して防衛費に充てました」というのと実態は一緒)。消費税を増税するための口実に過ぎない。
・村上ファンド事件の判決について。「安ければ買うし、高ければ売る(という)徹底した利益至上主義には慄然とせざるをえない」とあるが、「安く買って高く売る」のは経済行為の基本。利益をうる行為自体が問題だとされるのは重大な問題。

明快な解説が気持ちいいですが、しっかり理解しながら読むためには入門レベルの経済学の知識が必要、という意味では少し敷居が高い所もあります。また再度時間をかけて読みたい本。

 ほんた。

今年22冊目の本。「株式投資の未来 永続する会社が本当の利益をもたらす」(ジェレミー・シーゲル、2005年11月)です。

リターンの源泉は配当再投資だ、ということを大量のデータを提示して説明しています。

最初からいきなり興味深い話が出てきます。1950年にIBMとスタンダード・オイル・オブ・ニュージャージー(現エクソンモービル)の株のどちらを買うと2003年までのリターンが高いか?配当再投資の力で保有株数が15倍になる後者が、前者を24%も上回ることが説明されています。これが特殊な例でないこともデータで説明。成長が見込まれるものは割高で、オールドエコノミー銘柄でも安定した配当があれば(そしてそれを再投資すれば)すばらしいリターンが見込まれる、ということが書かれています。

個別銘柄だけでなく、国を対象とした検討もあります。ブラジルと中国の比較は非常に興味深い。中国のGDP成長率はプラスで推移している一方、ブラジルのGDP成長率は横ばい。両国の株式のリターンを比較すると、中国が大幅マイナスである一方でブラジルはプラス。私もポートフォリオ上、新興国の割合が高いわけですが、これはこの「成長の罠」にまんまとはまっているのでしょう。

「1871年から2003年にかけて、インフレ調整ベースで、株式の累積リターンの97%は、配当再投資が生み出してきた。値上がり益が生み出した部分は3%にすぎない。」ってすごくインパクトがあります。

z.png で、これを投資に活かすとすると、日本で手軽に買える商品としては、ETFでアメリカの好配当株から成る指数に連動するDVYがあります。

さすがにここ一年は酷いですね。ここ数年分のリターンを失ってしまっています。これは絶好の買い場なのか?!赤いラインはダウ。DVYもダウだけれども。

ほんた。とうとう七月は一度も走ることなく終わってしまいました・・・

今年21冊目の本。「元法制局キャリアが教える 法律を読む技術・学ぶ技術」(吉田利宏、2007年4月)です。初版は2004年6月の発行。

「元法制局キャリアが教える」というあたりに、「東大生が教える」などと同様の胡散臭さが漂いますが、中身は今の自分のニーズにマッチしていました。

「条の下に項があって、その下に号」とか「本則の後に附則」なんていう法律のルール、「欠缺」のような重要な漢字の読み方や意味、「又は」と「若しくは」のような似た用語の使い分け方、民法・憲法・行政法の基本、六法の選び方などなど、「法律の話なんか高校までで習った程度」という人にはいいような気がします。身の回りの事例に置き換えてみたりちょっと脱線してみたりイラストを豊富に使ったりしていますので、すらすら読める。資格試験の回答の作り方、みたいな内容はないけれど。

「又は」と「若しくは」、それから「及び」と「並びに」の使い分けはできるようになりました。が、よく「又は」と「及び」のどちらを使うべきか困ることがあります。

具体的な例を探してみました。ありました、会社法第423条がストライク。以下の(__)には「又は」と「及び」、どちらが入ると思います?

 「取締役、会計参与、監査役、執行役(___)会計監査人は、その任務を怠ったときは、株式会社に対し、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。」

私は、取締役も会計監査人も賠償責任がある、と考えると「及び」がしっくりくる気がするのですが、正解は「又は」なんです。社内規程を考えたりするときにこういうところに引っかかって進まなくなります。どちらでもいいのかもしれませんが。

「又は」と「及び」の使い分け-どなたかご存知の方、教えてください。

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