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今:悠々自適な気分。将来:ホンモノの悠々自適。
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 ほんた。

今年22冊目の本。「株式投資の未来 永続する会社が本当の利益をもたらす」(ジェレミー・シーゲル、2005年11月)です。

リターンの源泉は配当再投資だ、ということを大量のデータを提示して説明しています。

最初からいきなり興味深い話が出てきます。1950年にIBMとスタンダード・オイル・オブ・ニュージャージー(現エクソンモービル)の株のどちらを買うと2003年までのリターンが高いか?配当再投資の力で保有株数が15倍になる後者が、前者を24%も上回ることが説明されています。これが特殊な例でないこともデータで説明。成長が見込まれるものは割高で、オールドエコノミー銘柄でも安定した配当があれば(そしてそれを再投資すれば)すばらしいリターンが見込まれる、ということが書かれています。

個別銘柄だけでなく、国を対象とした検討もあります。ブラジルと中国の比較は非常に興味深い。中国のGDP成長率はプラスで推移している一方、ブラジルのGDP成長率は横ばい。両国の株式のリターンを比較すると、中国が大幅マイナスである一方でブラジルはプラス。私もポートフォリオ上、新興国の割合が高いわけですが、これはこの「成長の罠」にまんまとはまっているのでしょう。

「1871年から2003年にかけて、インフレ調整ベースで、株式の累積リターンの97%は、配当再投資が生み出してきた。値上がり益が生み出した部分は3%にすぎない。」ってすごくインパクトがあります。

z.png で、これを投資に活かすとすると、日本で手軽に買える商品としては、ETFでアメリカの好配当株から成る指数に連動するDVYがあります。

さすがにここ一年は酷いですね。ここ数年分のリターンを失ってしまっています。これは絶好の買い場なのか?!赤いラインはダウ。DVYもダウだけれども。
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