今:悠々自適な気分。将来:ホンモノの悠々自適。
ほんた。たまに平日会社を休むと、朝寝坊できたりして「なんて休みってありがたいんだ」と思う一方、遅れてる仕事について頭から離れずくつろげなかったりもする。
今年24冊目。「マネーと常識 投資信託で勝ち残る道」(ジョン・C・ボーグル、2007年8月)です。
著者はアメリカの投資信託会社バンガードの創始者で、インデックスファンドの産みの親。この本はそのインデックスファンドの利点をひたすら説いています。投資するなら低コストのインデックスファンド。
インデックスファンドとは、インデックスに連動する投資信託です。インデックスとは東証では「日経225」とか「TOPIX」とか、香港だったら「ハンセン指数」とか、アメリカだったら「S&P500」とか「ダウ平均」とかいうやつです。
一方、ファンドマネージャーが相場観に基づいて運用する投資信託をアクティブファンドといいます。アクティブファンドを運用するファンドマネージャーは投資対象である市場の平均であるこれらの指標を上回ることを目標にするわけです。
ところが、勝者がいれば敗者がいます。しかも、ファンドマネージャーや販売代理店に払ったりするコストを考えるとマイナスサムゲームです。1970年に存在した(おそらくアメリカ市場を対象とする)株式ファンドのうち、S&P500を年間1%以上上回る成績を記録しているのは6.7%しかないそうです。その6.7%を選別する目なんてあるわけはありません。それなら低コストのインデックスファンドに投資しましょう、というのがこの本の趣旨。
・・・まあ、頭ではわかるんですけどね。以下、メモ。
・オッカムのかみそり。「存在は不必要に増加してはならない」=「一つの問題に対して複数の解決方法が存在する場合には、最も単純な方法を選択すべき」
・短期的なリターンをもとにして運用成績を追いかけてはいけない。特に巨大な強気相場においては。
・プロイセンの将軍、カール・ヴァン・クラゼヴィッツの言「よい計画の最大の敵は、完璧な計画という夢」
・インデックス運用は、これまでに発明されたなかで最高の投資戦略ではないかもしれないが、それより悪い投資戦略は数え切れないくらいある。
・オリジナルの投資ポートフォリオを構築することで楽しむための資金は、投資資産の5%を1ペニーたりとも上回ってはならない。5%を「楽しむお金」のための口座に置いたとしても、95%は「まじめなお金」の口座に預けておかなければいけない。
・業種別の市場セクター型ETFは大きなリスクを負っている。短期的な投機のためにではなく、分散のために使うべき。そうでなければ、もともとのインデックス運用の概念と対立するものである。
95%と5%という割り切りをして楽しむという視点は参考になります。インデックスファンドのメリットはある程度理解していたものの、どうもその楽しみの誘惑に負けていました。最近インデックスファンド(住信-STAM グローバル株式インデックス・オープン、住信-STAM グローバル債券インデックス・オープン、住信-STAM グローバルREITインデックス・オープン)を購入し始めましたが、コツコツと積み立ててその比率を高めていこう。
・・・日本株・日本債券・Jリートは現在投資比率ゼロ、今後も日本株を除き投資するつもりはないのですが。ボーグルの考え方に従うと一定割合必要なのですが、年金は国債での運用と考えると、将来分を考えたポートフォリオ全体としてはそれでもいいかと思います。
それでも外国株と外国債券の比率を決めかねるところ、ボーグルは年齢と同じ割合(20歳なら20%)を債券で運用すればいい、あるいは年齢マイナス10%でもかまわない、というようなことを書いている。インデックスファンドの優位性を細かな数字を使って検証しているのに、それでいいのでしょうかw
そうそう、それとこの本は結構誤植が目に付きます。もったいない。
今年24冊目。「マネーと常識 投資信託で勝ち残る道」(ジョン・C・ボーグル、2007年8月)です。
著者はアメリカの投資信託会社バンガードの創始者で、インデックスファンドの産みの親。この本はそのインデックスファンドの利点をひたすら説いています。投資するなら低コストのインデックスファンド。
インデックスファンドとは、インデックスに連動する投資信託です。インデックスとは東証では「日経225」とか「TOPIX」とか、香港だったら「ハンセン指数」とか、アメリカだったら「S&P500」とか「ダウ平均」とかいうやつです。
一方、ファンドマネージャーが相場観に基づいて運用する投資信託をアクティブファンドといいます。アクティブファンドを運用するファンドマネージャーは投資対象である市場の平均であるこれらの指標を上回ることを目標にするわけです。
ところが、勝者がいれば敗者がいます。しかも、ファンドマネージャーや販売代理店に払ったりするコストを考えるとマイナスサムゲームです。1970年に存在した(おそらくアメリカ市場を対象とする)株式ファンドのうち、S&P500を年間1%以上上回る成績を記録しているのは6.7%しかないそうです。その6.7%を選別する目なんてあるわけはありません。それなら低コストのインデックスファンドに投資しましょう、というのがこの本の趣旨。
・・・まあ、頭ではわかるんですけどね。以下、メモ。
・オッカムのかみそり。「存在は不必要に増加してはならない」=「一つの問題に対して複数の解決方法が存在する場合には、最も単純な方法を選択すべき」
・短期的なリターンをもとにして運用成績を追いかけてはいけない。特に巨大な強気相場においては。
・プロイセンの将軍、カール・ヴァン・クラゼヴィッツの言「よい計画の最大の敵は、完璧な計画という夢」
・インデックス運用は、これまでに発明されたなかで最高の投資戦略ではないかもしれないが、それより悪い投資戦略は数え切れないくらいある。
・オリジナルの投資ポートフォリオを構築することで楽しむための資金は、投資資産の5%を1ペニーたりとも上回ってはならない。5%を「楽しむお金」のための口座に置いたとしても、95%は「まじめなお金」の口座に預けておかなければいけない。
・業種別の市場セクター型ETFは大きなリスクを負っている。短期的な投機のためにではなく、分散のために使うべき。そうでなければ、もともとのインデックス運用の概念と対立するものである。
95%と5%という割り切りをして楽しむという視点は参考になります。インデックスファンドのメリットはある程度理解していたものの、どうもその楽しみの誘惑に負けていました。最近インデックスファンド(住信-STAM グローバル株式インデックス・オープン、住信-STAM グローバル債券インデックス・オープン、住信-STAM グローバルREITインデックス・オープン)を購入し始めましたが、コツコツと積み立ててその比率を高めていこう。
・・・日本株・日本債券・Jリートは現在投資比率ゼロ、今後も日本株を除き投資するつもりはないのですが。ボーグルの考え方に従うと一定割合必要なのですが、年金は国債での運用と考えると、将来分を考えたポートフォリオ全体としてはそれでもいいかと思います。
それでも外国株と外国債券の比率を決めかねるところ、ボーグルは年齢と同じ割合(20歳なら20%)を債券で運用すればいい、あるいは年齢マイナス10%でもかまわない、というようなことを書いている。インデックスファンドの優位性を細かな数字を使って検証しているのに、それでいいのでしょうかw
そうそう、それとこの本は結構誤植が目に付きます。もったいない。
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