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今:悠々自適な気分。将来:ホンモノの悠々自適。
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 ほんた。ここのところ、また暑い日が続いている。札幌マラソンまであと三週間。非常に、まずい。札幌は涼しいのだろうから、気候に助けられて目標達成、なんてうまいことになることに期待。

31冊目。「お金をふやす本当の常識 シンプルで正しい30のルール」(山崎元、2005年10月)。30の原則的な考え方に分けて明快に説明されており読みやすい。

・(各種金融商品を扱って)「何でもうちで間に合う」ことを売りにする金融機関の狙いはセカンドオピニオンを封じること
・「株式はインフレに有利」「定期預金はデフレに有利」というが、価格には既に織り込まれているため有利不利は生じない。また、「行き過ぎ」の反応を示している場合は将来の損得が逆になることもある。
・定期預金よりは個人向け国債。流動性リスクも直近二回の利払い放棄で元本満額換金できる。
・日経平均は2000年4月に51%以上が入れ替わった。入れ替え要因で一割以上下落している。この前後でまったく別の指数と考えるべき。
・(日経平均連動型)インデックスファンドの購入者は銘柄入れ替えの度に(高値で構成銘柄をつかむことになるので)損をすることになる。TOPIX連動型についても浮動株指数化の影響を見切るまでは見合わせるべき。
・REIT。不動産業者は不良在庫をREITに入れて処分したいと考える可能性。投資家には詳細な情報がない。情報の非対称性が問題。
・REITは借り入れによりレバレッジをかけている。金利が急上昇すると、ファンドの利回りが下がり、家賃の上昇が追いつかなければ不動産価格が下がり、他の金融商品との比較でREITの魅力が下がり売られる、という三重苦の可能性。
・生命保険の付加保険料は払込保険料の二割~五割(!)
・成功報酬はオプション価格理論により定額報酬に換算できるが、多くの場合安くない。
・個別株投資の手順例。興味を持つ。PER・増益率を見る。それを同業種の他銘柄と比べる。過去の利益予想の変化と株価の変化を比較する。出来高を見る。他の持ち株との関係を考える。
・投資家はトレンドからの乖離を軽視する一方、三回四回と同じ変化が続くと実際の確率的信頼性以上に「トレンドだ」と過大評価する傾向がある。

それと、「現在の住宅ローン金利は3%。株式の期待リターンは8%。若くて収入があるからリスクを取れるので、ローンの早期返済より投信の購入を」と考えている人に対し、「ローンの返済を優先すべき」と説いているところがある。

まさに私のケースなのだが、この説明が良く理解できない。コストの二重払いになるのでリスク一単位に対するリターンが小さい、という話なのか?期待リターンはあくまで「期待」だが、コストの二重払いというデメリットを受け入れても株式の期待リターンの大きさゆえにプラスとなることが期待できるのではないか、という意見に明快に答えを出すことはできないのだろうか。

あと、この手の本では住宅ローン控除について触れられていない。早期返済するにしても、この控除が切れたタイミングかなあと考えている。この特典を考えたとしても、まだ割に合わないのだろうか。
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