今:悠々自適な気分。将来:ホンモノの悠々自適。
ほんた。久しぶりにシアトル・バンクーバー旅行記の続きを書こう。前に書いたのは10月か。バンクーバーを発つところから。
シアトルへ帰るカスケード(Cascades)号の発車まで一時間を切った頃、アメリカへの入国審査の列に並ぶ。係官は男性と女性の二人。私たちは男性の係官に当たった。日本から飛行機で着いた空港での審査と同様、指紋を取ったり「いつまでアメリカに滞在するんだ?」などと尋ねられたりする。私が手続きを終えた後、ほんこさんの手続き。なかなか指紋の読み取りがうまくいかないようで、何度か指をセンサーの上に置くよう指示される。ダメだ。自分の鼻の頭を撫でてからセンサーの上に置くよう指示される。ダメだ。険しい顔をした係官は、さらに何度も試みた後大声で叫んだ。
”Mismatch!!”
ミスマッチ。照合エラー。もう一人の女性の係官の方へ行くよう指示される。その係官が審査中の他の乗客対応を終えるまでしばらく待つ。その後、乗務員が審査を受けに来た。乗務員も審査が必要なのか。乗客より優先されるようで、さらに待たされる。その後、女性の係官もほんこさんの指紋を取るべく努力するが、やはり無理なようだ。時間はどんどん過ぎていく。おいおい、この電車は一日一便だぞ。もし間に合わなかったらどうなるんだ一体。
結局、おそらく指紋を読み取ることができないまま係官が何か別の手続きをした上で列車に乗り込んだのは発車10分前を過ぎていた。機関車がレール終端側に連結されている。発車してすぐに方向転換するからだろう。
カスケード号は定刻に発車。入国審査を待っている人がまだたくさんいたが、ちゃんと捌けたのだろうか。
座席はこの機関車のまさにすぐ後ろ、最前列だった。ものすごくうるさい。さんざん席を替えてもらうよう車掌に交渉しようか迷った挙句、英語力に自信がなく我慢する。常にエンジンが回っているわけではなく、結構惰性で走っている時間も長いのだ。
だいぶ日が傾いた頃、国境を通過。行きに撮り逃したピースアーチ(Peace Arch)を写真に収める。その後少し行った所で停車。行き違いだろうか。外は暗くなり始め、眠気が出てきたのでうとうとしていたら、いきなり警察官っぽい制服を着たごつい黒人男性がやってきて何か一言強い口調で声をかけられた。眠りに入りかけた頭で「今"ID!"って言ったよな?パスポートを出せってことか??」とか考えてパスポートを取り出そうと動き始めたら、「早くしろ!」と言わんばかりに"Passport!"とおっしゃる。「いつ日本に帰るんだ?!」と強い口調で聞かれ、寝ぼけ眼で「セプテンバー・・・じゃない、エイプリル・セカンド」と答えると、パスポートを突き返される。なんでセプテンバーが浮かんだかは自分でもよくわからない。なんだ、国境でも検査があるのか。
その後は浅く眠ったり目覚めたりの繰り返し。シアトルのキングストリート駅(King Street Station)に着いたのは定刻より数分遅れだった。中心部へ向かうバス停の場所も乗るべき系統もよくわかっていないので、タクシーで宿泊するEXECUTIVE HOTEL PACIFICへ。二日前までいたW SEATTLEと同じブロック、すぐそばだ。同じホテルにしなかったのは単純にこの日からの二泊分がW SEATTLEよりも相当リーズナブルだったからである。
このホテルは私が10年前に初めてシアトルへ来たときに使ったホテルだ。さすがに建物は古い感じがする。部屋も狭いが、夜寝るだけなら申し分ない。
とは言え、一つ失敗。部屋には歯ブラシが無かったのでフロントへ言ったら、無料ではなく、歯ブラシと歯磨き粉それぞれ3USD(約300円)だったかで販売していた。前夜のホテルのものを持っておくべきだった。疲れていたのでシャワーを浴びてすぐに眠りにつく。
(つづく)
シアトルへ帰るカスケード(Cascades)号の発車まで一時間を切った頃、アメリカへの入国審査の列に並ぶ。係官は男性と女性の二人。私たちは男性の係官に当たった。日本から飛行機で着いた空港での審査と同様、指紋を取ったり「いつまでアメリカに滞在するんだ?」などと尋ねられたりする。私が手続きを終えた後、ほんこさんの手続き。なかなか指紋の読み取りがうまくいかないようで、何度か指をセンサーの上に置くよう指示される。ダメだ。自分の鼻の頭を撫でてからセンサーの上に置くよう指示される。ダメだ。険しい顔をした係官は、さらに何度も試みた後大声で叫んだ。
”Mismatch!!”
ミスマッチ。照合エラー。もう一人の女性の係官の方へ行くよう指示される。その係官が審査中の他の乗客対応を終えるまでしばらく待つ。その後、乗務員が審査を受けに来た。乗務員も審査が必要なのか。乗客より優先されるようで、さらに待たされる。その後、女性の係官もほんこさんの指紋を取るべく努力するが、やはり無理なようだ。時間はどんどん過ぎていく。おいおい、この電車は一日一便だぞ。もし間に合わなかったらどうなるんだ一体。
結局、おそらく指紋を読み取ることができないまま係官が何か別の手続きをした上で列車に乗り込んだのは発車10分前を過ぎていた。機関車がレール終端側に連結されている。発車してすぐに方向転換するからだろう。
カスケード号は定刻に発車。入国審査を待っている人がまだたくさんいたが、ちゃんと捌けたのだろうか。
座席はこの機関車のまさにすぐ後ろ、最前列だった。ものすごくうるさい。さんざん席を替えてもらうよう車掌に交渉しようか迷った挙句、英語力に自信がなく我慢する。常にエンジンが回っているわけではなく、結構惰性で走っている時間も長いのだ。
だいぶ日が傾いた頃、国境を通過。行きに撮り逃したピースアーチ(Peace Arch)を写真に収める。その後少し行った所で停車。行き違いだろうか。外は暗くなり始め、眠気が出てきたのでうとうとしていたら、いきなり警察官っぽい制服を着たごつい黒人男性がやってきて何か一言強い口調で声をかけられた。眠りに入りかけた頭で「今"ID!"って言ったよな?パスポートを出せってことか??」とか考えてパスポートを取り出そうと動き始めたら、「早くしろ!」と言わんばかりに"Passport!"とおっしゃる。「いつ日本に帰るんだ?!」と強い口調で聞かれ、寝ぼけ眼で「セプテンバー・・・じゃない、エイプリル・セカンド」と答えると、パスポートを突き返される。なんでセプテンバーが浮かんだかは自分でもよくわからない。なんだ、国境でも検査があるのか。
その後は浅く眠ったり目覚めたりの繰り返し。シアトルのキングストリート駅(King Street Station)に着いたのは定刻より数分遅れだった。中心部へ向かうバス停の場所も乗るべき系統もよくわかっていないので、タクシーで宿泊するEXECUTIVE HOTEL PACIFICへ。二日前までいたW SEATTLEと同じブロック、すぐそばだ。同じホテルにしなかったのは単純にこの日からの二泊分がW SEATTLEよりも相当リーズナブルだったからである。
このホテルは私が10年前に初めてシアトルへ来たときに使ったホテルだ。さすがに建物は古い感じがする。部屋も狭いが、夜寝るだけなら申し分ない。
とは言え、一つ失敗。部屋には歯ブラシが無かったのでフロントへ言ったら、無料ではなく、歯ブラシと歯磨き粉それぞれ3USD(約300円)だったかで販売していた。前夜のホテルのものを持っておくべきだった。疲れていたのでシャワーを浴びてすぐに眠りにつく。
(つづく)
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