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今:悠々自適な気分。将来:ホンモノの悠々自適。
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 ほんた。東京マラソン完走記のつづき。

カウントダウンが始まり、花火が上がり、スタートしたことがわかる。しかし当然、私がいるあたりはほとんど動かない。

三分くらい経っただろうか、ゆっくりと進み始める。とぼとぼと歩くスピードでスタートラインまで。付近にはテレビカメラとレポーターがたくさんいる。みんな握手を求めたり手を振ったりしているが、普段テレビをろくろく見ない私には一体誰なのかさっぱりわからない。

このまま当分進んで徐々に走れるようになるのかと思っていたが、まさにスタートラインに達した途端にばらけて走れるようになる。スタートロスは約七分。石原知事には手を振りつつ、長い道のりのスタートだ。雨が落ちてくるまでにゴールするのは難しいだろうが、苦しむようになる前に少しでも早くゴールしたい。

最初の五キロは団子状態で自分のペースでは走れないだろうからキロ7分ペースと見積もって、その後は当分キロ5分45秒ペース、30キロ以降ペースアップしてサブフォーを目指す、というレースプランだった。所詮フルマラソン二回目の私が描くレースプラン、(帳尻はともかく)結果は全くかけ離れたものになる。まずは、キロ7分と見積もった第一セクションが意外と飛ばせる。間を縫うように走っているわけではないのに、キロ六分より速い感覚だ。

沿道はすごい人垣。テレビで見るマラソンのようだ。ああ、このマラソンも普通にトップランナーがたくさんいるんだっけ。自分が見られているわけではないとはいえ、そんな中を走れるのは悪くない。

スタート直後から、行列ができている仮設トイレが目に付く。大ガードの下では立小便をしている人が複数。よくこれだけの人の前、しかも女性もいるのに平気でできるな。私自身も微妙に尿意を感じるが、香港のときの経験からゴールまでもつだろうと楽観的。

歌舞伎町の前では、どこかの大学の応援団だろう、大学野球や社会人野球を観戦中に耳にするコンバットマーチが聞こえてくる。この頃には体が温まり、寒さは感じない。後半に雨が落ちてきたときにどう感じるかわからないが、少なくとも当面のことを考える限りは半袖にして正解だ。

この後もブラスバンドやら太鼓やらダンスやら、応援なのか沿道の観客の為の出し物なのかよくわからないイベントがコース沿いの各所で行われていたが、応援団による応援というのは励みになるものだ。

一度、持っていたパワージェルを一つ落としてすぐ拾いに戻った以外は順調。CW-Xにはポケットがないので腰に挟んでいた。テープで止めるか迷って、走る前に試してみたら意外としっかりホールドされたので「ナイスアイデアだ」と思ったのに、これ以降全て消費する30キロ手前まで落っことさないよう気が気でないまま走ることになる。

5キロの通過、手元の時計で28分。当初の見積もりよりいいペースで入ることができた。

(つづく)
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