台湾から帰ってきてもう一ヶ月半が過ぎようとしているが、また続きを書いていこう。
途中、実家へ出す絵葉書を購入。
一番下まで降りると、九フンのバス停がある。誰も待っている人はいないが、行きのバスの本数を考えるとそうそう待たずに来るはずだ。バス停に着くなり、上からタクシーが一台下りてきた。目の前で止まる。「何元で乗せてあげる。安いよ。」みたいなことを日本語で言われたが、それでもバスの方が安いし急がないしぼったくられそうな気がするしで断る。「何で?安いのに。」みたいな捨て台詞を残し、程なくそのタクシーは坂道を降りていった。
五分も待てばバスが来るのではないかと期待したが、なかなか来ない。若い男性が一人やってきて、一緒にバスを待っている。
十分は待っていないと思うが、バスがやってきた。台北行きだ。行きと同じ経路、瑞芳から電車に乗って台北へ戻った方が安いので瑞芳までの一人22元(約80円)、がやっぱりなかったので二人で50元を払う。ただし、特急料金が必要な自強号に乗ると電車の方が少し高かったかもしれない。バスは空いていた。
乗っているうちに乗換えが面倒になった。電車の本数も確か30分に一本だか一時間に一本だかしかないのがわかっていたので、そのまま台北へ行ってしまうことにする。降りるときに不足分を払えばいい。行き先によって運賃が違うのに前払いなのは日本ではないだろうな。
気がついたら眠っていた。一時間半くらいかかっただろうか、台北市内に入るころには今にも夕立が降りそうな真っ暗な天気になっていた。この頃、いったいこのバスがどこを走っているのか知るため、地図とにらめっこ。この後は鼎泰豊へ行く予定だから、どこか近くを通るなら途中で降りたほうがいい。MRTの忠孝復興駅が終点なのはわかるのだが・・・通りの名前から走行地点を見つけた。随分北の方を走っている。終点まで行った方が良さそうだ。
運転手の上に料金表が貼ってあった。九フンから忠孝復興までは一人90元(約320円)かかるらしい。終点に着き、差額を払おうとすると、迷惑そうな表情で「さっさと降りろ」とばかりに手を振って追い払われた。よくわからないが、非常に安く台北市内へ戻ってきてしまった。雨は降り出しそうなままだ。
(つづく)
十人少々が既に待っていたが、列ができている感じではなかった。バスは頻繁にあるようで、このときも10分も待たずに日本の路線バスと同じようなバスが来た。前乗り先払いで、残念ながら悠遊カードは使えず。一人22元(約80円)。二人分で44元だが、きっかり払える小銭は無く、50元支払った。おつりは出ないのだ。
バスは山道を登っていく。降りるバス停は「九フン」ではなく「舊道口」。九フンで降りてしまうと坂を上りながら観光することになる。一方、舊道口で降りれば坂を下りながら観光できる。バスの乗客はみんなわかっていて、九フンでは誰も降りなかった。バスには次の停留所を案内する電光掲示板なんかないが、みんなが降りるバス停が舊道口だろう、と考えていた。一応、スターバックスの前だということは調べてあったが。
案の定、乗客が一斉に席を立ったバス停の前にはレトロな感じのスターバックスがあった。瑞芳から20分ほどで到着。
(つづく)
ほんた。ファイターズは二試合連続1-0の辛勝。野球はやっぱりピッチャーだなあ。
台湾二日目。朝食はホテルのバイキング。至る所日本語が飛び交い、スタッフも日本語で接客。いったいここはどこなんだ。朝ごはん、特にスープが美味しかった。
今日の午前中は九フンへ行く。映画のロケ地になった観光地らしい。台北から北へ一時間程度の所だ。台北から台湾鉄路で瑞芳へ行き、そこからバスに乗っていく。
台北駅はホテルの目の前。地上に立派な駅舎があるが、前日に地下街へ行ったときに乗り場の案内表示が出ていたので、地下から行く。改札口はすぐにわかったが、切符売り場が見当たらない。券売機はあるが、これから乗る特急列車「自強号」は座席指定制で券売機では切符を売っていないようだ。ほんこさんが改札口の駅員さんに英語で尋ねたが通じず、ボディーランゲージで上の階へ行けばいいとわかった。そうだ、ここは地下だった。
上の階は大きな吹き抜けになっていた。中央にきっぷ売り場。行列ができている。日本で列車の時刻を調べて印刷しておいたので、それを指で示して購入。切符には座席表示が無かった。満席のようだ。満席でも乗ることはできるし、席が空いていれば座ることもできるらしい。もちろん、その席の切符を持っている人が来たら空けなければいけないが。
発車時間の五分前だったので、地下のホームへ。二面四線しかなかったのは意外だった。台湾の中心駅だろうに。
ただ、すぐ隣に台湾高鉄のホームがある。開業したばかりの新幹線だ。ホーム越しにちらっと新幹線の姿を拝む。
自強号は二、三分の遅れで到着。到着時に写真を撮ろうとしていたが、入線してくるのに全然気がつかず逃してしまった。座席がびっしり埋まる程度に混んでいた。デッキに立つことにする。
(つづく)
で、日本のPASMO・香港のオクトパスカードと同じような非接触ICカードがあって、悠遊カード(Easy Card)と言う。
台北市内はバスが網の目のように走っているが、おつりがもらえない。このカードがあれば、余分にお金を払うことなく済む。さらに、MRTは二割引、MRTとバスを乗り継ぐと8元(約30円)割引になる。
到着初日は交通機関を利用する予定は無かったが、駅まで買いに行った。窓口で購入、500元(約1,800円。デポジット100元(約360円)含む)。
香港みたいにセブンイレブンでも使えるかと思ったのだが、残念ながら使えず。
ちなみにこの悠遊カードの払い戻し、六回は使わないと20元の手数料がかかってしまう。
初日はセブンイレブンで調達してきた台湾ビールを飲んで、NHKBSだかでやっていたスペースシャトル「チャレンジャー」の事故検証のドキュメンタリーを見て就寝。
(つづく)
空港はあまり混雑していない。日本の地方空港のイメージだ。入国審査にはさすがに少し列ができた。審査場の並びにATMがあったのでキャッシング。金額を細かく指定できるタイプだった。
空港からホテルまでは、ツアーバスで移動。そういえば台湾は右側走行だ。
ホテルは台北駅すぐの天成大飯店(コスモスホテル)。普通に日本語が通じてしまう。ホテルに着いても海外へ来た気がしない。
(つづく)
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