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今:悠々自適な気分。将来:ホンモノの悠々自適。
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 ほんた。今日は、今回の香港旅行のメインイベントの一つ、銀行口座開設のおはなし。

 そもそもなぜわざわざ海外に銀行口座を開設することにしたかという話から。

(1)円安、ハイパーインフレ、預金封鎖の心配
(2)優秀な海外ファンドの購入の選択肢の拡大
(3)香港旅行の際の利便性向上

・・・ってところでしょうか。その他にも銀行の格付けとか一般的な理由はあるのですが、個人的にはそれほど大きな理由ではありません。
#例えば銀行の格付けにしたって、それほど日本の銀行の心配はしてませんし。

 (1)は各種破綻本の影響。日本の財政状態から円安になることも、国債の問題を解決するために政策としてインフレ誘導しようとするインセンティブが働くことも素人なりに理解していたけれど、預金封鎖まではこの種の本を読むまでは思いが至らなかった。日本でも過去に二度、実際に預金封鎖してるとか知ってしまうと、あながちありえない話ではないな、と思ってしまいます。

 (2)について。日本で買えるファンドオブファンズのマザーファンドを直接買えるだけで、手数料分得をするということです。マザーファンドの方が資金を有効活用している(現金など、解約に備えた流動性の高い資産のボリューム)という話もありますし・・・ただこのあたりはまだ勉強中のところです。

 (3)について。今回口座を開設したHSBCは香港内至るところにあるATMから24時間手数料無料で現金を引き出せる利便性ですね。ほんこさんが香港好きだし、数年に一度は来るんじゃないの?ということで。こぎれいなところはクレジットカードが使えるけど、地元民が行くような買い物スポットは現金決済ですしね。

 朝、ホテル近くの糖朝でおかゆを食べて・・・ってこれが日本円にして300円少々なのに普通におなか一杯になってしまうボリュームなのです。でもおいしくてもりもり食べてしまいました。

 香港は土曜日でも会社は休みじゃないらしく、出勤する様子の人々の波をかき分けて地下鉄の尖沙咀駅へ。この地下鉄もすごい。何がすごいって、まず駅のエスカレーターが速い。老人は乗れないぞ、これは。それから山手線以上の頻度で次から次へと電車が来るのです。それにもかかわらず、なかなかの混雑具合。一駅、金鐘でほとんどの人が降りてしまう。私らは中環で下車。

 高速エスカレーターで皇后像広場へ出るK出口から地上へ。トラムが走る道路を挟んですぐ目の前、目指すHSBCの建物がそびえ立っている。


 入り口では、お札にも描かれている獅子像がお出迎え。上りと下りが珍しい形で位置しているエスカレーターを上がる。

 この1階はあとはATMがあるだけ、二階以上も中央部分はでかい吹き抜けになっている。土地が少なく建物が密集している香港中心部にあって、この贅沢な空間の使い方が富の象徴なのだろうか。

 エスカレーターを二本上がったところで、女性の案内係風の人にパワーバンテージ口座の開設をしたいと告げる。すると、すぐ下のフロアに行くように指示される。あ、上に来過ぎたのね。

 口座には何種類かあって、預金だけでなく投資もする、という人には「パワーバンテージ」と「プレミア」の二種類が適している。パワーバンテージは香港ドルの普通預金や定期預金のほか、米ドルや日本円を含めた十種類程度の外貨預金、オプションとして手続きをすればファンドや香港株も買えるのだ。プレミアも同様だが、金利が優遇されたり、取り扱っているファンドが増えたり、年会費無料でゴールドカード(当然香港ドル建て)が作れたりする。ただ、最低預金額がパワーバンテージの1万香港ドル(日本円にして約15万円)に対し、プレミアは50万香港ドル(約750万円)とちょっと敷居が高い。なお、パワーバンテージでも、三ヶ月間の平均残高が10万香港ドル(約150万円)以上無いと口座維持手数料を取られてしまう。

 案内されたとおり下のフロアで口座開設したい旨告げると、ジョイントにするかどうか、パスポートと住所確認書類があるか尋ねられる。

 日本では聞かないが、海外では複数人で一つの口座を管理するジョイントアカウントというものがある。カードや暗証番号は別々に管理し、一人が亡くなったときでも残された一人がお金の出し入れが普通にできるとのこと。
#ただし、相続税がかからないとかいうわけではない。でも一つの口座に入っているお金を、どの分が相続だとどうやって判断するのだろうか?

 ジョイントにするとクレジットカードを作った際に決済口座として使えない等のデメリットがあるが、当面クレジットカードを作る予定も無いしほんことジョイント口座を作ることにしていた。

 住所証明はこのためにわざわざ作りに行った国際免許証。英文残高証明書とかバンクリファレンスの発行手数料より安いのだ。

 パスポートとあわせて提示すると英語でなにやら質問される。私もほんこもよくわからず聞き返しつつ顔を見合わせていると、奥から担当者が来て、「もういい、おいで」みたいな感じで入り口近くのブースへ案内される。ほんこさんによると、必要書類を事前に知っていたのか、と質問されたのではないか、とのこと。やばい、よくわからんかった。

 担当者は知的な感じの女性。英語は話せるのか尋ねられたので、「少しだけ」と答えると、簡単にパワーバンテージ口座の概要を説明され、開設に必要な事項を記入する用紙を渡される。名前とか住所とか書くやつであるが、なんと日本語の記入説明つき。さらに、日本語が話せる担当者まで紹介され、以後ほとんど英語を使うことはなかった。

 ファンドなど投資もするか尋ねられたので、この日は口座開設してお金を預けるだけにして、帰国後インターネットでファンドを注文するつもりでいる旨を伝えると、今買えば手数料が半額になるがネットで買っても半額にならないので今買った方がいい、と勧められる。半額キャンペーンは知っていたが、ネットでも適用されるものだと思っていたので、そういうことならこの場で買った方がいい、と判断。しかし、購入予定としてピックアップしていたファンドはそんなわけで覚えていなかった・・・かろうじてメリルリンチのWorld Mining FundとHSBCのIndian Equityを思い出して挙げると、すぐに隣の口座開設手続き中の彼女に資料をプリントアウトするように伝える。一つの端末で何でもできて、プリンタもそこにあるっていうのは当たり前の話だが能率的だ。

 ワールドインデックスと連動するファンドは扱ってないことを確認したりしたが、そのほかが思い出せない。すると、香港株に興味ないか、ベトナムに興味ないか、シンガポールに興味ないか、といろいろ勧めてくれる。そのたびに資料をプリントアウトしてもらい、検討。金は今は上がりすぎているのでお勧めできない、インドも正直なところそろそろ大きな調整が入ると思うのでお勧めしない、等々の話をしながら数種類のファンドをチョイス。結局金関係の企業に投資するファンドとインド株ファンドは買わずじまい。
#ファンドを勧められているとき、「ショダー」って知ってるか?と尋ねられた。「ショダーの設定されたばかりのファンドがお勧めです・・・」と。資料を見ると「Schroder」って書いてあった。それならわかる。聞き取りがプアーだなあ・・・

 その後、現金を持って同じフロアのカウンタへ案内され、現金の預入。持ち込んだ日本円を全額香港ドルに替えて預け入れる。やっと大金を持ち歩くプレッシャー(といってもそこまで重荷ではなかったが・・・と書くと偉そうだが、単に自覚が無いだけ(爆))から解放。レシートを受け取って再び先ほどのブースへ戻り、ファンドの購入手続き。

 その後、キャッシュカードや小切手、パスワードが書かれた書類など一式を受け取る。アクティベートのため、香港にいるうちに一度はATMを使うようにとのこと。アクティベートしなくても日本で使えるとの話も聞くのだが、実際のところはどうなのだろうか。ただ、香港滞在中は間違いなく何度か使うので関係ないのだが。

 ファンドの説明をしてくれた日本語堪能な行員は非常に感じが良い方だった。98年に日本人がたくさん口座開設に押し寄せてきて、日本語が上達したとのこと。外為法改正で普通の日本人でも海外に口座を持って資産運用できるようになった年だ。この方から「困ったときはいつでも電話ください」と名刺を頂き、口座開設の担当者にも見送られながらブースを去る。

 早速、同じフロアのエスカレータ前にあるATMで暗証番号の変更にトライ。操作自体は困ることは無い。キャッシュカードはATMの機械に入れて20秒操作しないでいると出てこなくなるとのことなので、ATMの初期PINを確認する作業はカード挿入前にして正解だった。初期PINの書かれている書類(ミシン目で三辺を切り取っていく封筒)は非常に開きづらかった。

 こうして、口座開設は無事終了。グランドフロアに下りて、そこのATMで今度は残高照会と現金引き出しにトライ。こちらも問題なし。そこで、マカオで使う軍資金を用意してHSBCを後にした。

つづく。
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 ほんこさんをアイスホッケーの試合観戦に誘ったら断られたほんたです。

 結局、利上げは見送りとなりました。賢明だと思います。

 「円の利上げ→円の利息が増える→円を買う動きが強まる→円高になる」という考えがすべてではなく、こんな理屈もあるようです。

 「円の利上げ→円を借りて日本株に投資している外国人投資家の金利負担が増える→日本株を売って円を売る→円安になる」

 結局どうなるのかはわからん、という結論でいいのでしょうか。

 ニッセンは結局寄り付きこそ期待感が勝ったものの、終わってみれば前日終値比3%近く安く引けました。希薄化の懸念が目先はやっぱり強かったか。

 昨日の記事を目にしたほんこさんから「『織り込み済み』って漢字ちがくねー?」とご指摘が。折り込み済みなのか?ぐぐってみました。信頼できそうなページでは、

「織り込み済み」の例
http://www.daiwa.co.jp/ja/glossary/jpn/00106.html

「折り込み済み」の例
http://www.kddi.com/corporate/ir/presentation/pdf/kddi_031030_main.pdf
http://www.ana.co.jp/ana-info/ana/csr/report/hakusyo/03/0.html

とあるが、辞書を見ても「織り込み済み」が正解のようです。いつも「やなやつ」ほんたです。

 さて、持ち株の中ではニッセンがここのところ好調。今日は6%以上も上げました。しかし、引け後に第三者割当増資の発表。目先の希薄化が勝つか、中長期的期待が勝つか。しばらく上げ一本調子だったこともあって目先は下げるんでしょうが、いまさら売りに出しても仕方ないとの判断でとりあえず様子を見ることにしようかと。

 日本の金利が上がると、今よりは日本円で持っていた方がいいので日本円が買われ、円高になると思うのですが、なんで円安傾向なの?もう織り込み済みだから?

 景気が良くなっているって本当なのか、非常に疑わしいのだが・・・金利上げてまた日本経済が落ち込んで、深刻なデフレへ逆戻りとなるのかな。もっと資産の分散を考えなくちゃ。なけなしの資産だけれども。

ほんた。

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