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今:悠々自適な気分。将来:ホンモノの悠々自適。
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 ほんた。快調なペースで読書中。12冊目は「魔球」(東野圭吾、1991年6月)。

 9回裏二死満塁、春の選抜高校野球大会、開陽高校のエース須田武志は、最後に揺れて落ちる“魔球”を投げた。すべてはこの一球に込められていた…。捕手北岡明は大会後まもなく、愛犬と共に刺殺体で発見された。野球部の部員たちは疑心暗鬼に駆られた。高校生活最後の暗転と永遠の純情を描いた青春推理。(楽天ブックス紹介ページより)

 楽天には「『BOOK』データベースより」って書いてあるけど、その「『BOOK』データベース」ってのに直接当たれませんでしたので孫引きです。すみません。

 読み終わるまでまったくわかりませんでした。推理を仕事にするような仕事に私はつける気がしません、はい。

 時として、話のクライマックスとは遠い所で印象に残る言葉がある。この作品では二つ。

 須田武志の弟、勇樹が出てくるところ。「(勇樹が)焦りを感じるのは、武志に比べ、自分の割り当て分をまだ殆ど消化していないことを思い出すからだった。兄の方は二人で取り決めた割り当て分を、順調に消化しているにすぎないのだ。」

 もう一つは北岡の死後の野球部で、北岡の後を継ぐ主将が決まってチームの方針が大きく変わることになったときの須田武志の言葉。「別に何も変わりゃしないさ。ここの連中はただ待っているだけだ。待っていれば、いつかは点が入るだろうと思っている。相手投手が甘い球を投げるのを待っている。エラーしてくれるのを待っている。誰かが打つのを待っている。あげくの果てに、自軍の投手が相手打線を完封してくれるのを待っている。そんな連中が何かを変えたりできるものか。変わるのは一つだけだ。もう勝てなくなる。」

 自分の割り当てってなんだろう。自分はただ待っているだけではないだろうか。

 ただ待っているのは投資だけでいい。
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