今:悠々自適な気分。将来:ホンモノの悠々自適。
ほんた。
第33回札幌マラソンに参加した。私にとって、人生最初で最後の初ハーフマラソンだ。
東京に住んでる私がなんでわざわざ札幌か、というと、三つくらいの理由がある。
まず、当面の目標である香港マラソンを完走するためには、これくらいの時期にハーフを一本走っておきたかったこと。関東ではもうすぐ手賀沼エコマラソンとかいう比較的メジャーらしいハーフマラソンがあって、これに出るつもりだったのに、早々にエントリーを締め切ってしまったのだ。そういえば、つくばマラソンも同じミスだ。学ばない奴だ。じゃあどこがあるかと探していて目に留まったのが札幌マラソンだった。
そして、帰省。そういえば、最後に帰省してからもう一年以上経ってしまう。残念ながらファイターズ戦は無いが、まあいいだろう。
それから、学生時代によく自転車で走ったりした道がコースになっていること。街のど真ん中を走るのも気持ちがよさそうだ。
そんなわけで、札幌へ飛ぶことにしたのだ。
開催一週間前を切って、ようやくナンバーカード引換券が郵送されてきた。集合時間とか関門の制限時間とかプリントミスがあって、すぐに訂正葉書も来た。
飛行機はマイルで確保。飛行機を待つ間に入ったラウンジでは、隣に札幌マラソンのナンバーカード引換券を持ったグループがいた。道外からの参加者は私らのほかにどれくらいいるのだろうか。
札幌入りした土曜日、中島体育センターでナンバーカードと参加賞Tシャツを受け取る。メッシュのもので、普段のランニングでも使えそうだ。エントリー名簿も受け取った。ハーフのエントリーは5,634人、うち道外からの参加者は250人か。
それから、VAAMを探して実家近くのスーパーや薬局をうろうろするも、缶のばら売りは見つからず。まあ明日真駒内で探そう。
当日は朝ゆっくり起きて、もりもり食べる。余裕をもって出発。既にマラソンの交通規制を案内するスタッフが配置されている。途中、薬局に入ってみるもやっぱりVAAM缶は扱っていない。
地下鉄は、あきらかに「走るぞ」という格好をした人ばかりだった。シューズを見ればすぐにわかる。
真駒内駅近くの薬局でもVAAM缶が無いか当たってみるが、残念ながら見つからず。諦めよう。調子が悪ければVAAMを飲まなかったことを言い訳にすればいい。会場へ向かって歩く。
真駒内公園はもうかなりの人出だった。前の5キロとかのレースをやっているし、これからの10キロやハーフのウォーミングアップをしている人でごった返している。公園内の道がコースになっているのだが、ハーフ出場者その他があまりコースであることを意識せず歩いているのが気になった。走っている方は必死なのは自分がよくわかっているだろうに。私も邪魔にならないよう気をつけつつ、まず荷物を預けに行く。11時まで、と案内があったが既に10分ほど過ぎていた。それでも問題なく預けることができた。スタートまであと40分。
11時の時点で「天候晴れ、気温20度、湿度40%、 北東の風0・7メートル」。半そでTシャツにハーフパンツでは止まっていると少し肌寒いくらいだが、走るにはちょうど良さそうだ。トイレを済ませてから、軽くウォーミングアップがてら、スタート地点へ行ってみると、ちょうど10キロのスタートが行われるところだった。その後方には、もうハーフマラソンのランナー達が並んでいる。10キロのレースがスタートすると、ぞろぞろとスタート位置へ移動する。私は4700くらいまである番号の3000番台前半。若い番号に有力者がおり、前方ブロックからスタートする。私は最後のブロックだったので、どうせならと思い一番後ろからスタートすることにした。すぐ後ろにはパトカーがいる。近くにはウルトラマンの仮装をしたランナーもいる。こういうのに限ってものすごく速かったりする。
スタート時間は思ったより早く来た。一番後ろでは号砲もシケて聞こえる。次第にゆっくり進み始め、段々ジョギングペースまで上がってくる。スターターの台にいたファイターズOBの広瀬に向かって名前を叫ぶと目が合った。スタートロスは手元の時計で2分55秒。
その後、五輪通から国道へ入る最初の曲がり角で早速渋滞して止まるなど、とても自分のペースでは走れない。脇から少しづつ抜けるだけだ。それでも最初の2キロが手持ちの時計で11分9秒。そこまで悪くない。キロ五分半なら想定の範囲内だ。このペースが5キロまで続いた。5キロ地点は最初の関門だ。参加者が多いことから、当初予定より3分繰り下げて34分がカットライン。ここを30分18秒で通過した。
左折して幌平橋へ向かうあたりで道幅も広くなり、急に走りやすくなった。少しペースを上げつつ、学生時代に毎日通った幌平橋を渡って、川沿いを走る。反対側の河川敷にランナーが見える。同じレースに出ている上位者だ。速すぎる。
左折して豊平川から離れると、いよいよ市街地中心部。急に観衆が増える。この中にはほんこさんもいたらしいが、気がつくわけもなく。
7キロ地点で初の給水。一番手前のテーブルは立ち止まって飲む人達もいて大混雑。万一ここで取れなくても、次取れれば何とかなると思っていたので、空いているテーブルを探しながら走る。最後のテーブルでスポーツドリンクを受け取る。さあ、人生初の給水だ。早速、どこかのウェブサイトで読んだように半分くらい捨てて、紙コップを潰して口に含む。一口分で十分だ。
街中を抜けて、三越の前で折り返し。キロ5分少々のペースを維持、快調に抜いていく。考えてみたら、最後尾スタートということは、自分と同じペースの人はずっと前にいるまま追いつけないし、自分より遅い人がどんどん落ちてくる。気持ちよく抜けるわけだ。しかも自分のペースが落ちない限り、あまり抜かれることもない。9キロの関門も腕時計を気にするのを忘れるほどゆとりをもって通過。
10キロあたりから河川敷コースへ入る。これからはずっと上りだ。しかし若干の追い風。10キロの給水でも15キロの給水でも水をもらい、一口だけ飲む。飲むときはどうしても少しペースを落としてしまうが、うまく飲めるようにならないものか。このあたりから少し尿意を感じる。早くゴールせねば。
15キロ。だいぶ苦しくなって余裕が無くなってきたとは言え、まだ倒れるほどではない。失速しなければ1時間50分切りがいけるかもしれない、と思うと、自分より少しだけ早い人についていくよう頑張ってみた。途中で見失ってしまったが、だいぶ助けられた。それにしてもスタートからだいぶ抜いたが、どこまで行っても人ごみだ。
ゴールの公園が見えてきた。河川敷から公園へ入る坂が少しきついが、それでも普段走るルーチンコースにある上り坂と大して変わらない。
ここからがきつかった。ゴールのスタジアムは目と鼻の先なのにぐるぐる公園内を回ることになる。しかもかなりアップダウンがきつい。きついのに周りの人は全然苦にしていない様子でどんどん私を抜いていく。スタート前は木々が若干色づいている風景に和んだが、いまやそんなものは目に入らない。目標の1時間50分切りについては、17キロを過ぎて失速して絶望。実際に走ってみると、本当に難コースだというのがわかる。
結局、スタジアムに入ってもラストスパートする余力もなく、そのままのペースでゴールした。
スタート 0:02:55
5km 0:30:18 (27:23)
10km 0:55:35 (25:17)
15km 1:20:55 (25:20)
20km 1:48:13 (27:18)
ゴール 1:55:xx
グロスで1時間55分ちょっと、ネットで1時間52分ちょっと。目標達成までもう一息だった。最後からのスタートだったので、2,500人近く抜いた計算になる。それでも順位は中央値より下。
ゴール後、スポーツドリンクとアミノバイタルを受け取る。頭痛がまったなくなかったのは、このどちらかが良かったのだろう。あるいはこまめな給水が効果的だったのか。
二日後の火曜日が筋肉痛のピーク。階段を降りるのがきつくて仕方が無い。とりあえず、ハーフの距離は失速することなく走れるようになりたいものだ。
そういえば、香港マラソンもエントリーが始まっている。さて、フルを走る力はあるのだろうか。
第33回札幌マラソンに参加した。私にとって、人生最初で最後の初ハーフマラソンだ。
東京に住んでる私がなんでわざわざ札幌か、というと、三つくらいの理由がある。
まず、当面の目標である香港マラソンを完走するためには、これくらいの時期にハーフを一本走っておきたかったこと。関東ではもうすぐ手賀沼エコマラソンとかいう比較的メジャーらしいハーフマラソンがあって、これに出るつもりだったのに、早々にエントリーを締め切ってしまったのだ。そういえば、つくばマラソンも同じミスだ。学ばない奴だ。じゃあどこがあるかと探していて目に留まったのが札幌マラソンだった。
そして、帰省。そういえば、最後に帰省してからもう一年以上経ってしまう。残念ながらファイターズ戦は無いが、まあいいだろう。
それから、学生時代によく自転車で走ったりした道がコースになっていること。街のど真ん中を走るのも気持ちがよさそうだ。
そんなわけで、札幌へ飛ぶことにしたのだ。
開催一週間前を切って、ようやくナンバーカード引換券が郵送されてきた。集合時間とか関門の制限時間とかプリントミスがあって、すぐに訂正葉書も来た。
飛行機はマイルで確保。飛行機を待つ間に入ったラウンジでは、隣に札幌マラソンのナンバーカード引換券を持ったグループがいた。道外からの参加者は私らのほかにどれくらいいるのだろうか。
札幌入りした土曜日、中島体育センターでナンバーカードと参加賞Tシャツを受け取る。メッシュのもので、普段のランニングでも使えそうだ。エントリー名簿も受け取った。ハーフのエントリーは5,634人、うち道外からの参加者は250人か。
それから、VAAMを探して実家近くのスーパーや薬局をうろうろするも、缶のばら売りは見つからず。まあ明日真駒内で探そう。
当日は朝ゆっくり起きて、もりもり食べる。余裕をもって出発。既にマラソンの交通規制を案内するスタッフが配置されている。途中、薬局に入ってみるもやっぱりVAAM缶は扱っていない。
地下鉄は、あきらかに「走るぞ」という格好をした人ばかりだった。シューズを見ればすぐにわかる。
真駒内駅近くの薬局でもVAAM缶が無いか当たってみるが、残念ながら見つからず。諦めよう。調子が悪ければVAAMを飲まなかったことを言い訳にすればいい。会場へ向かって歩く。
真駒内公園はもうかなりの人出だった。前の5キロとかのレースをやっているし、これからの10キロやハーフのウォーミングアップをしている人でごった返している。公園内の道がコースになっているのだが、ハーフ出場者その他があまりコースであることを意識せず歩いているのが気になった。走っている方は必死なのは自分がよくわかっているだろうに。私も邪魔にならないよう気をつけつつ、まず荷物を預けに行く。11時まで、と案内があったが既に10分ほど過ぎていた。それでも問題なく預けることができた。スタートまであと40分。
11時の時点で「天候晴れ、気温20度、湿度40%、 北東の風0・7メートル」。半そでTシャツにハーフパンツでは止まっていると少し肌寒いくらいだが、走るにはちょうど良さそうだ。トイレを済ませてから、軽くウォーミングアップがてら、スタート地点へ行ってみると、ちょうど10キロのスタートが行われるところだった。その後方には、もうハーフマラソンのランナー達が並んでいる。10キロのレースがスタートすると、ぞろぞろとスタート位置へ移動する。私は4700くらいまである番号の3000番台前半。若い番号に有力者がおり、前方ブロックからスタートする。私は最後のブロックだったので、どうせならと思い一番後ろからスタートすることにした。すぐ後ろにはパトカーがいる。近くにはウルトラマンの仮装をしたランナーもいる。こういうのに限ってものすごく速かったりする。
スタート時間は思ったより早く来た。一番後ろでは号砲もシケて聞こえる。次第にゆっくり進み始め、段々ジョギングペースまで上がってくる。スターターの台にいたファイターズOBの広瀬に向かって名前を叫ぶと目が合った。スタートロスは手元の時計で2分55秒。
その後、五輪通から国道へ入る最初の曲がり角で早速渋滞して止まるなど、とても自分のペースでは走れない。脇から少しづつ抜けるだけだ。それでも最初の2キロが手持ちの時計で11分9秒。そこまで悪くない。キロ五分半なら想定の範囲内だ。このペースが5キロまで続いた。5キロ地点は最初の関門だ。参加者が多いことから、当初予定より3分繰り下げて34分がカットライン。ここを30分18秒で通過した。
左折して幌平橋へ向かうあたりで道幅も広くなり、急に走りやすくなった。少しペースを上げつつ、学生時代に毎日通った幌平橋を渡って、川沿いを走る。反対側の河川敷にランナーが見える。同じレースに出ている上位者だ。速すぎる。
左折して豊平川から離れると、いよいよ市街地中心部。急に観衆が増える。この中にはほんこさんもいたらしいが、気がつくわけもなく。
7キロ地点で初の給水。一番手前のテーブルは立ち止まって飲む人達もいて大混雑。万一ここで取れなくても、次取れれば何とかなると思っていたので、空いているテーブルを探しながら走る。最後のテーブルでスポーツドリンクを受け取る。さあ、人生初の給水だ。早速、どこかのウェブサイトで読んだように半分くらい捨てて、紙コップを潰して口に含む。一口分で十分だ。
街中を抜けて、三越の前で折り返し。キロ5分少々のペースを維持、快調に抜いていく。考えてみたら、最後尾スタートということは、自分と同じペースの人はずっと前にいるまま追いつけないし、自分より遅い人がどんどん落ちてくる。気持ちよく抜けるわけだ。しかも自分のペースが落ちない限り、あまり抜かれることもない。9キロの関門も腕時計を気にするのを忘れるほどゆとりをもって通過。
10キロあたりから河川敷コースへ入る。これからはずっと上りだ。しかし若干の追い風。10キロの給水でも15キロの給水でも水をもらい、一口だけ飲む。飲むときはどうしても少しペースを落としてしまうが、うまく飲めるようにならないものか。このあたりから少し尿意を感じる。早くゴールせねば。
15キロ。だいぶ苦しくなって余裕が無くなってきたとは言え、まだ倒れるほどではない。失速しなければ1時間50分切りがいけるかもしれない、と思うと、自分より少しだけ早い人についていくよう頑張ってみた。途中で見失ってしまったが、だいぶ助けられた。それにしてもスタートからだいぶ抜いたが、どこまで行っても人ごみだ。
ゴールの公園が見えてきた。河川敷から公園へ入る坂が少しきついが、それでも普段走るルーチンコースにある上り坂と大して変わらない。
ここからがきつかった。ゴールのスタジアムは目と鼻の先なのにぐるぐる公園内を回ることになる。しかもかなりアップダウンがきつい。きついのに周りの人は全然苦にしていない様子でどんどん私を抜いていく。スタート前は木々が若干色づいている風景に和んだが、いまやそんなものは目に入らない。目標の1時間50分切りについては、17キロを過ぎて失速して絶望。実際に走ってみると、本当に難コースだというのがわかる。
結局、スタジアムに入ってもラストスパートする余力もなく、そのままのペースでゴールした。
スタート 0:02:55
5km 0:30:18 (27:23)
10km 0:55:35 (25:17)
15km 1:20:55 (25:20)
20km 1:48:13 (27:18)
ゴール 1:55:xx
グロスで1時間55分ちょっと、ネットで1時間52分ちょっと。目標達成までもう一息だった。最後からのスタートだったので、2,500人近く抜いた計算になる。それでも順位は中央値より下。
ゴール後、スポーツドリンクとアミノバイタルを受け取る。頭痛がまったなくなかったのは、このどちらかが良かったのだろう。あるいはこまめな給水が効果的だったのか。
二日後の火曜日が筋肉痛のピーク。階段を降りるのがきつくて仕方が無い。とりあえず、ハーフの距離は失速することなく走れるようになりたいものだ。
そういえば、香港マラソンもエントリーが始まっている。さて、フルを走る力はあるのだろうか。
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