今:悠々自適な気分。将来:ホンモノの悠々自適。
ほんた。箱根駅伝を見ながら書いています。2010年、今年もよろしくお願いいたします。箱根駅伝を見て思い出したわけではないが、ニューヨークシティマラソン完走記のつづきから。
-----------------------
第3ウェーブでのスタートを待つ選手を脇に見ながらスタートラインまで進む。スタートロスはわずか2分、これがウェーブスタートの効果か。
私が走るコースはすぐに橋の下層にもぐる。実際の天気は曇りだが、もし雨だったら「俺はついている」とか考えるのだろうな。たった数キロなのに。
海の上は横風が強く吹いている。半袖なのでさすがに寒く感じ、橋上からの風景を見られる左側ではなく中央側を走る。調子は悪くないが、北海道マラソンと同様に30キロくらいまでは余裕があるペースで行く予定だった。右膝痛が治っている確信がないので、日本語の通じない異国の地でリタイアだけは避けなければならない。
橋を渡り終えて、ブルックリンに入る。橋の上層を走っていたオレンジゼッケンのグループが私の走っているコースの左側の道路を並走する。そのオレンジゼッケンの人々のコースが左の土手の上に逸れて行ったその先に、私が走っているコースを跨ぐ道路を右から左にこれまた橋の上層を走ってきた青色ゼッケンの集団が渡っている。ランナー同士の立体交差。
4キロほどで私のコースも側道に外れ、沿道の観衆の中を走るようになる。ハイタッチを求める子供も多く目につく。黒人の子供とハイタッチする機会なんてそうそうあるものではない。
このマラソンでも飴やら飲み物やらをランナーに提供してくれる一般の観衆がいる。鼻水が出る人のためだろうか、キッチンペーパーに見えるティッシュを提供してくれる人もいて、その先はティッシュが散乱している。これは今まで走ったマラソンでは見たことがない。
5キロ通過、29分弱の余裕をもったペース。ほどなくオレンジゼッケンのグループ・青色ゼッケンのグループのコースと合流。ここからは同じコースを走ることになるが、途中までロープで仕切られていた。
ひたすら一本道を北上。東京マラソンと同様、沿道ではバンドの演奏などが行われていて賑やかだ。ただ、東京マラソンのように十人を超えるようなグループが踊ったりしているわけではなく(そんなグループもあったかもしれないが)、三~五人程度の小さなグループが商店の軒下で演奏しているような感じだ。
10キロ通過は57分。かなり順調、走っていてとても楽しい。ランナーで埋め尽くされた一直線の道の先に大きな塔が見え、次第に大きくなってくる。ウィリアムズバーグ・セービング・バンク・タワー(Williamsburgh Savings Bank Tower)だ。
この先で右膝に少し違和感を感じる。まだ全行程の三分の一ほどだ。後半が不安になる。15km通過、1時間26分。
住宅街もコースになっている。黒いシルクハットに黒いスーツを着たヒゲの豊かな方々が多く目につくエリアがあった。みんな一様に同じ格好で、無表情に私らランナーの群れを眺めている。これが噂にきくユダヤ人かあ。
20キロ手前、ブルックリンを出る直前に強く右膝の違和感を感じる。このまま行くと完走できなくなると思い、ペースを落とす。20キロ通過、1時間56分。クイーンズに入っても膝の違和感は変わらない。ただ、急激に悪化するわけでもない。いつ頃痛みが出るだろうか。
25キロ2時間30分弱。クイーンズからマンハッタンへ渡るクイーンズボロブリッジの上りがかなりきつかった。それでも上りきると元通りのキロ6分ペースに戻すことができた。もっとも、もうタイムはどうでもよく、じわじわと悪化してきている膝の様子にビクビクしながら走るだけだった。
(つづく)
-----------------------
第3ウェーブでのスタートを待つ選手を脇に見ながらスタートラインまで進む。スタートロスはわずか2分、これがウェーブスタートの効果か。
私が走るコースはすぐに橋の下層にもぐる。実際の天気は曇りだが、もし雨だったら「俺はついている」とか考えるのだろうな。たった数キロなのに。
海の上は横風が強く吹いている。半袖なのでさすがに寒く感じ、橋上からの風景を見られる左側ではなく中央側を走る。調子は悪くないが、北海道マラソンと同様に30キロくらいまでは余裕があるペースで行く予定だった。右膝痛が治っている確信がないので、日本語の通じない異国の地でリタイアだけは避けなければならない。
橋を渡り終えて、ブルックリンに入る。橋の上層を走っていたオレンジゼッケンのグループが私の走っているコースの左側の道路を並走する。そのオレンジゼッケンの人々のコースが左の土手の上に逸れて行ったその先に、私が走っているコースを跨ぐ道路を右から左にこれまた橋の上層を走ってきた青色ゼッケンの集団が渡っている。ランナー同士の立体交差。
4キロほどで私のコースも側道に外れ、沿道の観衆の中を走るようになる。ハイタッチを求める子供も多く目につく。黒人の子供とハイタッチする機会なんてそうそうあるものではない。
このマラソンでも飴やら飲み物やらをランナーに提供してくれる一般の観衆がいる。鼻水が出る人のためだろうか、キッチンペーパーに見えるティッシュを提供してくれる人もいて、その先はティッシュが散乱している。これは今まで走ったマラソンでは見たことがない。
5キロ通過、29分弱の余裕をもったペース。ほどなくオレンジゼッケンのグループ・青色ゼッケンのグループのコースと合流。ここからは同じコースを走ることになるが、途中までロープで仕切られていた。
ひたすら一本道を北上。東京マラソンと同様、沿道ではバンドの演奏などが行われていて賑やかだ。ただ、東京マラソンのように十人を超えるようなグループが踊ったりしているわけではなく(そんなグループもあったかもしれないが)、三~五人程度の小さなグループが商店の軒下で演奏しているような感じだ。
10キロ通過は57分。かなり順調、走っていてとても楽しい。ランナーで埋め尽くされた一直線の道の先に大きな塔が見え、次第に大きくなってくる。ウィリアムズバーグ・セービング・バンク・タワー(Williamsburgh Savings Bank Tower)だ。
この先で右膝に少し違和感を感じる。まだ全行程の三分の一ほどだ。後半が不安になる。15km通過、1時間26分。
住宅街もコースになっている。黒いシルクハットに黒いスーツを着たヒゲの豊かな方々が多く目につくエリアがあった。みんな一様に同じ格好で、無表情に私らランナーの群れを眺めている。これが噂にきくユダヤ人かあ。
20キロ手前、ブルックリンを出る直前に強く右膝の違和感を感じる。このまま行くと完走できなくなると思い、ペースを落とす。20キロ通過、1時間56分。クイーンズに入っても膝の違和感は変わらない。ただ、急激に悪化するわけでもない。いつ頃痛みが出るだろうか。
25キロ2時間30分弱。クイーンズからマンハッタンへ渡るクイーンズボロブリッジの上りがかなりきつかった。それでも上りきると元通りのキロ6分ペースに戻すことができた。もっとも、もうタイムはどうでもよく、じわじわと悪化してきている膝の様子にビクビクしながら走るだけだった。
(つづく)
PR
この記事にコメントする
プロフィール
HN:
ほんた&ほんこ
性別:
非公開
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
旅行記録目次
EntryNavigation
最新コメント
第26回横田駅伝(返信済)
by デッカ (06/08)
フルマラソン三大会にエントリー(返信済)
by DECA (05/06)
フロストバイトロードレース完走記(返信済)
by DECA (01/20)
湘南国際マラソン、DNF!(返信済)
by DECA (11/23)
太ももと脛の外側が痛い(返信済)
by 江古田小第百回卒業生 (10/20)
フロストバイトロードレースにエントリー(返信済)
by DECA (10/18)
ブログ内検索
アーカイブ
4travel
UNIQLOCK
JOGNOTE
次回参加予定
FX
geovisite
アクセスカウンタ