ゴンドラを降りる直前、フラッシュが光った。駅に到着する際に、自動的に写真を撮っているようだ。降りたところで写真を購入できるようになっていた。いくらだったかはわからないが通過。TDLのアトラクションにも似たようなのがあったような気がする。
前方に寶蓮寺(ポーリン寺)の大仏を見ながら、こぎれいに整備された飲食店、お土産やさん、テーマパークの前を通って道なりにしばらく行くと、程なく大仏の麓に着く。ここから270段近い(らしい)階段を上らなければならない。
階段へ上り始める前に、入場券売り場のような窓口がある所を通らなければならないようだ。大仏の中に入るには有料だが、階段を上るのが有料とは聞いてない。
が、よく観察していると、ほとんどの人が窓口を無視して通り過ぎ、階段を上り始めている。どうやら、大仏の中へ入るためのチケットをここで売っているようだ。大仏の中へ入るチケットは、名物の精進料理とセットになっていると事前に調べてあった。精進料理に興味があったが、おなかが空いていなかったので今回はパス。
そして、階段を上り始める。結構急な階段で、ほんこさんが苦しそうだ。踊り場の度に休み休み上っていく。脇を子供が駆け上がっていく。
田舎には、こんなような長い階段があって、上に神社がある、なんてロケーションが結構あるような気がする。野球部なんかは、駆け上ったり駆け下りたり繰り返して足腰を鍛えるんだろうなあ。そういえば映画「ピンポン」でもそんなシーンがあったな。そんなことを考えながら上っていた。
やっとのことで大仏の足元に。この大仏、世界最大級の大きさではあるが、できてまだ10年程度しか経っていない。あまりありがたみはなさそうだが、ひれ伏して拝んでいる人がいたりする。まあ圧倒的にただの観光客が多いが。
数体の仏像が大仏を取り囲むようにあった。どれもけっこういい表情をしていた。
上りより下りの方が足にはくる。下まで降りたときには、軽く張っていた。スターバックスで飲み物をテイクアウト、近くのベンチで休憩してゴンドラで下山。帰りは5分くらい待っただろうか。
(つづく)
ほんた。
バスに終点まで乗るものと思っていたが、ゴンドラ乗り場の案内放送が聞こえて目の前にゴンドラ乗り場が見えるバス停で停車。引き続き乗っている人もいる中で、慌てて降りる。たぶん、次が終点の駅前のバスターミナルなのだろう。
このゴンドラ「昴坪360(ゴンピン360)」は昨年9月に開業したばかりで、25分ほどかけて空港近くの東涌と世界最大級の大仏がある昴坪とを結ぶ。空港が一望できる眺望が売りだ。出発前の調査では、開業当初は大混雑で二時間待ちとかザラだったようだが最近では平日はそこまで混雑していない、とのこと。チケット売り場は二十個近いブースがあり、混雑する時期は人で溢れるのだろう。しかし、私たちが訪れたときはガラガラ。
昴坪までの往復チケット88HKD(約1,300円)をクレジットカードで購入。オクトパスは使えないようだ。この往復チケットのほか、テーマパークの入場料などがセットになってお得なチケットもあるのだが、とりあえずテーマパークに興味は無い。また、行き帰りのルートを変えた方が面白いだろうと出発前に調べてみたが、どうも不安だったので今回は見送った。バスで梅窩へ出て、フェリーで中環へ出る方法があるにはあるが、バスの本数が少ない様子だったからだ。
ゴンドラ乗り場は写真の通りで、待ち時間なしで乗ることができた。地元?のオバサンと若い女性の二人組と相席だった。このゴンドラは17人乗り。10人が座って7人が立つらしい。しかし、25分も立ちっぱなしはきついだろうな。ゴンドラには空調設備こそないものの、座席の背もたれと座る部分との隙間などが金網になっていて、風が通るようになっている。この時期はちょうど気持ちいいくらいだったが、冬は寒いだろう。夏は暑さをしのげるのだろうか?
ゴンドラは途中二回方向転換をする駅を通って終点へ向かう。この中間駅では乗り降りはできない。日本でもどこかのスキー場で同じようなものに乗ったことがある。一度方向転換をした後に海を渡るのだが、 ずいぶんな距離を支柱なしで進む。当然、かなり高い。高所恐怖症の人はつらいかもしれない。私は意外と平気だったが、こんなところで停止してしまったら、というのは考えたくないな。実際、開業直後はトラブル続きで、よく停まっていたらしいが。
しばらく行くと、さっき着陸した空港が一望できる。残念ながら、若干霞んでいた。離着陸の頻度は羽田ほど多くは無い様子だった。条件が良いと、マカオまで見渡すことができるそうだ。
ゴンドラ沿いには登山道だかハイキングコースだかがある。時々、歩いている人を見つけた。しかし、この時間に上っている人は日没に間に合うのだろうか。
二度目の方向転換をしてしばらく行くと、大仏が見えてきた。特にトラブルはなく、まもなく終点に到着した。
(つづく)
ほんた。
香港のチェックラップコックには現地時間14時前に定刻より少し遅れて到着。まだ海外へ来た気がしないのは、この空港にも慣れてきたからだろうか。
イミグレーションを抜けて、到着ロビーにあるHSBCのATMで香港ドルを引き出す。現地に口座があるとこれは便利だ。次いで、引き出した現金の一部を前回の香港旅行で購入したオクトパスカードにチャージ。チャージする機械「増値機」を探すが見当たらないので、エアポートエクスプレスの乗り場近くの有人カウンターでチャージした。日本語のまんま"charge"で通じたが、ひょっとして"deposit"かなんかが正しいのだろうか、と後で考えた。オクトパスカードのサイトによると、"add value"とか"reload"という表現を使っている。でも充電も"charge"だしな、合っているのかもしれない。まあ通じればいいのだ。
エアポートエクスプレスの乗り場まで来たわけだが、今回はこれには乗らない。バス乗り場へ行き、東涌行きのバスを探す。乗り場案内を見て、端っこの方に発見。ちょうどバスが来ていたので慌てて乗車。3.5HKD(約50円)。二階へ上がると、最前列が空いていた。
このS1系統は、空港周辺の航空会社などの施設に寄りながらMTRの東涌駅まで至る短い路線。10分弱の間隔で運行しているので、途中で何度かすれ違った。下の写真は対岸の風景。
色々と調べてみると、市内中心部へ出る裏技として使われるようだ。エアポートエクスプレスで中心部へ出ると100HKD(約1,500円)かかるが、このバスとMTRを乗り継いで行くとオクトパスを使えば23.60HKD(約350円)で行ける(オクトパスが無くても26.50HKD)。さすがに乗り継ぐ分時間はかかるが、せいぜい20~30分程度の差だ(と思う)。
今回このバスを使ったのは、市内へ安く出ることが第一ではなく、昴坪にある大仏を見に行くためだ。東涌からゴンドラに30分も乗って行く。そのゴンドラが見えてきたら、程なくしてゴンドラ乗り場の停留所へ到着。
(つづく)
成田10時発のANAに乗るために、8時半には空港に着いていたい、と考えると、自宅出発が6時半。成田遠すぎ。そういえば、再選された石原慎太郎知事が掲げていた横田基地の民間利用はどこへ行ったのだろうか。と思っていたら、まだ意欲があるらしい。せめてアジアへは成田まで行かずともアクセスできるよう、早く実現してほしい。できるものなら。
自動チェックイン機でチェックインしてすぐに出国審査。そこまで時間をもてあますことなく搭乗、離陸した。写真は、搭乗口へ行くまでに見かけたルフトハンザの飛行機。一度ヨーロッパへも行ってみたいものだ。
香港便は混雑していた。後方までほぼ満席の様子。あいにくの曇天で、程なくして雲の上に出ると、地上の風景は見えなくなってしまった。
日本の航空会社で海外へ行くのは今回が初めてだが、離陸後のサービスがすべて日本語というのは海外旅行気分が殺がれてしまうものだ。海外へ行く気がしない。
白ワインを飲み、機内食を食べて眠りにつく。朝から何も食べないでワインを飲んだのが効いたのだろう、気分が悪くなって目が覚める。しばらく格闘するうちに収まってきたので、座席に備え付けのゲームをやる。まずは、スーパーマリオ3。十字キーの「下」が感度が悪く、ストレスがたまって止める。次いで将棋。いったい何年ぶりだろうか、将棋をやるのは。三段階あるレベルを真ん中の「普通」にして勝負。途中大駒一枚駒得したにもかかわらず、防戦一方となり敗色濃厚となった所で着陸態勢に入り流局。しかし、コンピュータは長考し過ぎだ。
(つづく)
先日、香港へ行ってきた。今年二度目。一年間で二度海外旅行へ行くのは初めてだ。
ANAの「ANAマイレージクラブ会員1,500万人突破記念 日本の空へ、世界の空へ! 特典航空券20%OFF!キャンペーン」(※近々リンクが切れると思われる)を利用。香港へは16,000マイルで往復できるとのこと。通常の国内特典航空券が15,000マイルなので、1,000マイルの上積みで香港まで行けてしまうわけだ。
16,000マイルで行ける都市を見てみると、最も遠いのが香港だ。せっかくなら遠い所へ行きたいし、一月に行ったとはいえまだまだ行きたい所があるし、ということで香港へ行くことにしたのだ。しかし、このキャンペーンの利用を考えた二月上旬には、キャンペーンが終了する四月までの香港便は既に満席。他の中国線は空席が十分あったので、四月中旬までに香港線が空かないようなら台湾にでも行こう、ということにしたのだった。そして、運良く二月末に香港線に空席が出ていることを確認できたわけだ。
さて、足は確保できたところで今度はホテルだ。今までの海外旅行はすべてパッケージで、自分でホテルを確保するのは初めてだ。だが、今は楽天トラベルなどでも海外のホテルを扱っているし、問題ないだろうと考えていた。
しかし、調べてみるとこの時期の香港のホテルは高い!安易に手配すると、特典航空券を使うよりパッケージの方が安かったなんてことになりかねない。
まずは、隣の都市・深センで一泊することを検討。香港中心部から電車で40分程の距離だ。人民元口座を開設して人民元での運用を行うことを前向きに検討していたので、今回は深センへ行くことを決めていたのだ。しかし、色々情報収集していると、どうもまだ治安に懸念があるようで、日帰りはともかく泊りがけで行くには・・・と、ほんこさんが拒否権行使。
そこで、香港のホテルを安く手配できるところを色々と探してみた。
まずはホテルトラベルドットコム。まずはここでラマダホンコンを手配。香港島にあるホテルで、中心部からは少し外れているようだが、トラムの停留所が目の前ということで問題なしと判断。トラムは前回の旅行で経験済みなのだ。しかし、リアルタイムで予約することができず、数日待って届いた返事は「満室」だった。
次いであたったのが、Planetholiday.com(英語)。ここでMayfair Garden Hotel(メイフェアガーデンホテル)を予約。無事に確保できたお知らせのメールによると、この旅行代理店はバンコクの会社だった。インターネットとはすごいものだ。
すべての手配を英語で行ったが、後からこの代理店のページをよくよく見ると、日本語のページもあったが、ありがちな怪しい日本語だ。「惑星の休日」「全体的な逃走」って・・・
・・・とりあえず、香港へ行く足と寝床は確保できた。
参考までに。深センのホテルを検討していたときは、eLong.comが使えそうな感じだった。こちらは中国の代理店。
(つづく)
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