ほんた。
バスに終点まで乗るものと思っていたが、ゴンドラ乗り場の案内放送が聞こえて目の前にゴンドラ乗り場が見えるバス停で停車。引き続き乗っている人もいる中で、慌てて降りる。たぶん、次が終点の駅前のバスターミナルなのだろう。
このゴンドラ「昴坪360(ゴンピン360)」は昨年9月に開業したばかりで、25分ほどかけて空港近くの東涌と世界最大級の大仏がある昴坪とを結ぶ。空港が一望できる眺望が売りだ。出発前の調査では、開業当初は大混雑で二時間待ちとかザラだったようだが最近では平日はそこまで混雑していない、とのこと。チケット売り場は二十個近いブースがあり、混雑する時期は人で溢れるのだろう。しかし、私たちが訪れたときはガラガラ。
昴坪までの往復チケット88HKD(約1,300円)をクレジットカードで購入。オクトパスは使えないようだ。この往復チケットのほか、テーマパークの入場料などがセットになってお得なチケットもあるのだが、とりあえずテーマパークに興味は無い。また、行き帰りのルートを変えた方が面白いだろうと出発前に調べてみたが、どうも不安だったので今回は見送った。バスで梅窩へ出て、フェリーで中環へ出る方法があるにはあるが、バスの本数が少ない様子だったからだ。
ゴンドラ乗り場は写真の通りで、待ち時間なしで乗ることができた。地元?のオバサンと若い女性の二人組と相席だった。このゴンドラは17人乗り。10人が座って7人が立つらしい。しかし、25分も立ちっぱなしはきついだろうな。ゴンドラには空調設備こそないものの、座席の背もたれと座る部分との隙間などが金網になっていて、風が通るようになっている。この時期はちょうど気持ちいいくらいだったが、冬は寒いだろう。夏は暑さをしのげるのだろうか?
ゴンドラは途中二回方向転換をする駅を通って終点へ向かう。この中間駅では乗り降りはできない。日本でもどこかのスキー場で同じようなものに乗ったことがある。一度方向転換をした後に海を渡るのだが、 ずいぶんな距離を支柱なしで進む。当然、かなり高い。高所恐怖症の人はつらいかもしれない。私は意外と平気だったが、こんなところで停止してしまったら、というのは考えたくないな。実際、開業直後はトラブル続きで、よく停まっていたらしいが。
しばらく行くと、さっき着陸した空港が一望できる。残念ながら、若干霞んでいた。離着陸の頻度は羽田ほど多くは無い様子だった。条件が良いと、マカオまで見渡すことができるそうだ。
ゴンドラ沿いには登山道だかハイキングコースだかがある。時々、歩いている人を見つけた。しかし、この時間に上っている人は日没に間に合うのだろうか。
二度目の方向転換をしてしばらく行くと、大仏が見えてきた。特にトラブルはなく、まもなく終点に到着した。
(つづく)
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