二日目の朝食は、尖沙咀のチャーリーブラウンカフェで。朝八時頃ホテルを出発し、まだ人通りも多くない街を15分ほど歩いただろうか、お店の看板を発見した。店舗は階段を上った二階にある。入り口から階段の踊り場からピーナッツのキャラクターが出迎えてくれる。
開店したばかりで客はほとんどいなかった。若いスポーツマン風の男性の店員が、かわいらしいエプロンをつけている姿は違和感あり。四種類くらいの朝食セットの中から、クロワッサンとオムレツのセットを注文。ここに着く前にATMで下ろしてきた500HKD札を出したら突き返されてしまったが、クレジットカードが使えるとのこと。
窓際に座った。結構広い店内もやっぱりスヌーピーやらチャーリーブラウンやらがいっぱいで、これは子供や好きな人は喜ぶだろう。私は少しキャラクターを知っている程度なのだが、それでも楽しめた。私は行かなかったが、トイレの中までこんな感じらしい。
このカフェ、意外にも香港にしか無いらしい。日本にあったらはやるんだろう。ところで、スヌーピーじゃなくてチャーリーブラウンなのは、オーナーの好みらしい。
(つづく)
ほんた。
ゴンドラで東涌まで戻る。途中、一度停止した。幸い、すぐ動きはじめた。行きも帰りも風は無く、ほとんど揺れなかったが、トラブルが頻発しているという話を聞くと心配になる。
ゴンドラを降り、MTRに乗る。途中ライキンで乗換え、ホテルのある佐敦まで行ってチェックインを済ませてからピークへ行く予定だったが、大仏に結構時間がかかってしまったので、まっすぐピークへ行くことにする。終点の香港に着き、ピークトラム乗り場まで行くバス乗り場を探す。地下の案内板によると、HSBC近くにバス停があるらしい。香港駅と中環はつながっているとはいえ、結構歩いた。
地上に出ると、日が沈んだばかりの薄暗さだった。バス停では5分くらい待っただろうか。「15 山頂」と書かれた二階建てバスが来た。ピークトラムの乗り場までは5分か10分かで着くだろう。一階に座った。
が、予想に反してずっと東へ進む。「少し遠回りする系統なのだろう」くらいに思っていたが、ワンチャイまで来てしまった。さらに、坂道を登り始めた。そういえばこのバス、「山頂」って書いてあった。思い出してみると、地下鉄で案内板を見たときも「山頂」行きのバス乗り場を表示していた気がする。つまり、「山頂=山頂行きのピークトラム乗り場」だと思ってしまったのだ。冷静に考えれば気がつこうものだが。
山頂までの道程には、結構住宅地が広がっているようだ。勤め帰りのサラリーマンや買い物袋を提げたおばさんがぽつりぽつりと降りていく。わからないのが、バスを降りる際にオクトパスカードを運転席の読み取り機にタッチさせる人が半分くらいいることだ。乗る時に既にオクトパスカードを使用しているはずなのだが・・・乗る時にタッチし損ねた人にしては多すぎる。帰国後にネットで調べてみたが、結局わからないままだ。ちなみに私たちはそのまま降りた。料金を正確には覚えていないのだが、3HKD(約45円)くらいだったと思う。ピークトラム(片道22HKD)で行くよりはるかに安いのではないだろうか。
(2007.7.19加筆:9.2HKDでした。なお、二度タッチするのは、特定区間をオクトパスで乗車する場合は割引されるため。城巴のサイトを参照。)
山頂に着き、まずはピークギャレリア2階のCAFE DECOで夕食。窓際はきれいな夜景を見ながら食事ができる。多分予約しないと無理だろうなあ、と思っていたが空いていたのであわよくば窓際に予約無しで座れるかも?!と期待して入店。案内されたのは窓際だったが、街が見下ろせる席ではなくピークギャレリア前の広場が見下ろせる席だった。残念ではあったが悪くない。久々のギネスに、オーソドックスなピザとパスタを注文。いずれもおいしかった。特にピザが良かった。店内は次第に込んできた。予約しないと夜景が見える窓際は難しいのだろう。
一時間程度食事を楽しみ、まずは、少しマイナー?な展望台「獅子亭」へ行く。ピークへ来た観光客のほとんどは、ピークトラムの駅の上にある展望台へ行くため、獅子亭は観光客が比較的少ない。また、ちょうど良い位置に手すりがあるため、三脚を使って自分を入れて夜景を撮ることができる。私が二年前に初めて香港へ来たときは、山頂駅上の展望台は工事中だったため、獅子亭くらいしか満足に見られるスポットがなかったのだが、もしこのとき山頂駅上へ上がれたら存在を知ることは無かったかもしれない。
平日の夜ということで、前回より光の量が多いのではないかと期待していたものの、休日と違いはなかった。写真は獅子亭の次に行ったピークトラムの駅上の展望台から撮影したもの。いつもながら、とてもきれいだ。香港へ来たら行かねばなるまい。
帰りはピークトラムで下ることにした。過去にピークへ来た中で、最も空いていたのではないだろうか。10分程度の待ち時間で乗ることができた。このピークトラムの乗車待ちの列のそばで、匍匐前進をしてマシンガンを打つ兵隊のおもちゃを売っているおじさんがいた。そういえば前回来た時も何か別のものを売っていたような気がする。興味を示す観光客集団はいても、購入しているのはついぞ見ていない。
トラムで麓へ下りた後は、バスで中環へ出てMTRで佐敦へ向かうことにする。トラムから下車すると、ちょうどバスが出発した直後らしく、バス停で待っている人は五人もいなかっただろうか。その後、20分ほど待ってようやく次のバスがやってきた。あのオープンルーフのダブルデッカーだ。二階の最前列に座ったが、こんなに待つなら歩いて中環へ出た方が良かった。坂を下ってすぐに駅には着いてしまうのだ。
佐敦駅の出口から今回利用するMayfair Garden Hotel(メイフェアガーデンホテル)までは一分もかからないくらいだった。ホテルは普通のビジネスホテルレベルといったところだろうか、取り立ててきれいなわけでもなく、寝るだけならよいか、という感じだった。部屋の写真を撮ったが、実際のイメージよりきれいに撮れている。
なお、このホテルにはバスローブは無い。
(つづく)
ゴンドラを降りる直前、フラッシュが光った。駅に到着する際に、自動的に写真を撮っているようだ。降りたところで写真を購入できるようになっていた。いくらだったかはわからないが通過。TDLのアトラクションにも似たようなのがあったような気がする。
前方に寶蓮寺(ポーリン寺)の大仏を見ながら、こぎれいに整備された飲食店、お土産やさん、テーマパークの前を通って道なりにしばらく行くと、程なく大仏の麓に着く。ここから270段近い(らしい)階段を上らなければならない。
階段へ上り始める前に、入場券売り場のような窓口がある所を通らなければならないようだ。大仏の中に入るには有料だが、階段を上るのが有料とは聞いてない。
が、よく観察していると、ほとんどの人が窓口を無視して通り過ぎ、階段を上り始めている。どうやら、大仏の中へ入るためのチケットをここで売っているようだ。大仏の中へ入るチケットは、名物の精進料理とセットになっていると事前に調べてあった。精進料理に興味があったが、おなかが空いていなかったので今回はパス。
そして、階段を上り始める。結構急な階段で、ほんこさんが苦しそうだ。踊り場の度に休み休み上っていく。脇を子供が駆け上がっていく。
田舎には、こんなような長い階段があって、上に神社がある、なんてロケーションが結構あるような気がする。野球部なんかは、駆け上ったり駆け下りたり繰り返して足腰を鍛えるんだろうなあ。そういえば映画「ピンポン」でもそんなシーンがあったな。そんなことを考えながら上っていた。
やっとのことで大仏の足元に。この大仏、世界最大級の大きさではあるが、できてまだ10年程度しか経っていない。あまりありがたみはなさそうだが、ひれ伏して拝んでいる人がいたりする。まあ圧倒的にただの観光客が多いが。
数体の仏像が大仏を取り囲むようにあった。どれもけっこういい表情をしていた。
上りより下りの方が足にはくる。下まで降りたときには、軽く張っていた。スターバックスで飲み物をテイクアウト、近くのベンチで休憩してゴンドラで下山。帰りは5分くらい待っただろうか。
(つづく)
ほんた。
バスに終点まで乗るものと思っていたが、ゴンドラ乗り場の案内放送が聞こえて目の前にゴンドラ乗り場が見えるバス停で停車。引き続き乗っている人もいる中で、慌てて降りる。たぶん、次が終点の駅前のバスターミナルなのだろう。
このゴンドラ「昴坪360(ゴンピン360)」は昨年9月に開業したばかりで、25分ほどかけて空港近くの東涌と世界最大級の大仏がある昴坪とを結ぶ。空港が一望できる眺望が売りだ。出発前の調査では、開業当初は大混雑で二時間待ちとかザラだったようだが最近では平日はそこまで混雑していない、とのこと。チケット売り場は二十個近いブースがあり、混雑する時期は人で溢れるのだろう。しかし、私たちが訪れたときはガラガラ。
昴坪までの往復チケット88HKD(約1,300円)をクレジットカードで購入。オクトパスは使えないようだ。この往復チケットのほか、テーマパークの入場料などがセットになってお得なチケットもあるのだが、とりあえずテーマパークに興味は無い。また、行き帰りのルートを変えた方が面白いだろうと出発前に調べてみたが、どうも不安だったので今回は見送った。バスで梅窩へ出て、フェリーで中環へ出る方法があるにはあるが、バスの本数が少ない様子だったからだ。
ゴンドラ乗り場は写真の通りで、待ち時間なしで乗ることができた。地元?のオバサンと若い女性の二人組と相席だった。このゴンドラは17人乗り。10人が座って7人が立つらしい。しかし、25分も立ちっぱなしはきついだろうな。ゴンドラには空調設備こそないものの、座席の背もたれと座る部分との隙間などが金網になっていて、風が通るようになっている。この時期はちょうど気持ちいいくらいだったが、冬は寒いだろう。夏は暑さをしのげるのだろうか?
ゴンドラは途中二回方向転換をする駅を通って終点へ向かう。この中間駅では乗り降りはできない。日本でもどこかのスキー場で同じようなものに乗ったことがある。一度方向転換をした後に海を渡るのだが、 ずいぶんな距離を支柱なしで進む。当然、かなり高い。高所恐怖症の人はつらいかもしれない。私は意外と平気だったが、こんなところで停止してしまったら、というのは考えたくないな。実際、開業直後はトラブル続きで、よく停まっていたらしいが。
しばらく行くと、さっき着陸した空港が一望できる。残念ながら、若干霞んでいた。離着陸の頻度は羽田ほど多くは無い様子だった。条件が良いと、マカオまで見渡すことができるそうだ。
ゴンドラ沿いには登山道だかハイキングコースだかがある。時々、歩いている人を見つけた。しかし、この時間に上っている人は日没に間に合うのだろうか。
二度目の方向転換をしてしばらく行くと、大仏が見えてきた。特にトラブルはなく、まもなく終点に到着した。
(つづく)
ほんた。
香港のチェックラップコックには現地時間14時前に定刻より少し遅れて到着。まだ海外へ来た気がしないのは、この空港にも慣れてきたからだろうか。
イミグレーションを抜けて、到着ロビーにあるHSBCのATMで香港ドルを引き出す。現地に口座があるとこれは便利だ。次いで、引き出した現金の一部を前回の香港旅行で購入したオクトパスカードにチャージ。チャージする機械「増値機」を探すが見当たらないので、エアポートエクスプレスの乗り場近くの有人カウンターでチャージした。日本語のまんま"charge"で通じたが、ひょっとして"deposit"かなんかが正しいのだろうか、と後で考えた。オクトパスカードのサイトによると、"add value"とか"reload"という表現を使っている。でも充電も"charge"だしな、合っているのかもしれない。まあ通じればいいのだ。
エアポートエクスプレスの乗り場まで来たわけだが、今回はこれには乗らない。バス乗り場へ行き、東涌行きのバスを探す。乗り場案内を見て、端っこの方に発見。ちょうどバスが来ていたので慌てて乗車。3.5HKD(約50円)。二階へ上がると、最前列が空いていた。
このS1系統は、空港周辺の航空会社などの施設に寄りながらMTRの東涌駅まで至る短い路線。10分弱の間隔で運行しているので、途中で何度かすれ違った。下の写真は対岸の風景。
色々と調べてみると、市内中心部へ出る裏技として使われるようだ。エアポートエクスプレスで中心部へ出ると100HKD(約1,500円)かかるが、このバスとMTRを乗り継いで行くとオクトパスを使えば23.60HKD(約350円)で行ける(オクトパスが無くても26.50HKD)。さすがに乗り継ぐ分時間はかかるが、せいぜい20~30分程度の差だ(と思う)。
今回このバスを使ったのは、市内へ安く出ることが第一ではなく、昴坪にある大仏を見に行くためだ。東涌からゴンドラに30分も乗って行く。そのゴンドラが見えてきたら、程なくしてゴンドラ乗り場の停留所へ到着。
(つづく)
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