トラムでセントラル(中環)のHSBC本店まで戻る。停留所の数で三つほどなので歩ける距離だが、安いし便利なので使ってしまう。
HSBCの一階にもクリスマスツリー。窓口はこの日も混雑していた。
年末から旧正月にかけて、香港では冬のバーゲンの期間。日本では安くならないようなブランドまで安くなる、らしい。前回訪港した4月は1米ドル=120円くらいだったがこのときは114円くらいまで円高が進んでいたこともあり、一層お得な感覚があった。このときはこの後三ヶ月で95円台までいくとはまったく予想していなかったが・・・(※香港ドルは米ドルにペッグされているので、米ドルが安くなれば同じ割合で香港ドルも安くなる)。
というわけで、今回の旅行はショッピングも目的の一つ。スーツに合わせて着る冬のコートを探していたので、ブルックスブラザーズを覗く。確かに安いけど、元値がなかなか高いので躊躇して買わず。
続いて近くのショッピングモール、ランドマーク(置地廣場)へ。ここもやっぱりクリスマスモード。天井から下がっている装飾が少々キモチワルイ。
ここの地下にあるSee's CANDIESでお土産を買う。日本にも表参道とかにお店があるお菓子屋さんらしい。日本より随分安いそうだ。
(つづく)
ほんた。香港旅行記の続き。
実際に旅行に行ったのが12月。ちょうど四ヶ月前だ。記憶もあやふやなところが当然あって・・・
と、言い訳から書き始め。ピークからのバスをどこで降りたかはっきり覚えていない。ワンチャイ(湾仔)エリアだったかアドミラルティ(金鐘)まで戻ったか・・・確かセントラル(中環)のどこかで食事をしようと思っていたけれど、標高が下がるにつれて視界も良くなってきたし、思ったより早く山を下ってきたのでシンフォニーオブライツ(A Symphony of Lights)に間に合うことに気がついて予定変更、アドミラルティで降りたのではなかったろうか?とにかくバスを乗り換えて、ワンチャイの埠頭へ向かう。終点下車。
至る所のビルにクリスマスだったり正月だったりオリンピックだったりをテーマにしたイルミネーション。似たようなデザインのものをよく見かけた。北京オリンピックで乗馬は香港でやるらしい。2,000kmも離れているのに。札幌オリンピックのある種目を沖縄でやるようなものだ。
シンフォニーオブライツは毎日夜八時から始まる光のショー。ビクトリア湾を挟んで香港島側のビルと九龍側のビルが音楽にあわせてライトアップされる。従来は香港島側のビルだけがライトアップしていたが、九龍側のビルも加わったらしい。そこで今回初めて香港島側から見ることにしたわけだ。
八時まで一時間ほど時間があったので、バスを降りたところのビルのパシフィックコーヒーで時間をつぶす。
15分ほど前にお店を出て、ゴールデンバウヒニアスクエア(金紫荊広場)へ向かう。歩いていた道の反対側にライトアップされた金色の花の像が見えた。中国に返還された記念碑だ。今は時間が無いから後で写真に撮っておこう。
広場の先端に着いたのとショーが始まったのはほぼ同時だった。これまで九龍側からこのショーを見たときはものすごい混雑だったが、拍子抜けするほど人がいない。観光客っぽい人が数人と、同じくらいかそれより多いくらいの釣り糸を垂れている人。
遠くで微かに音楽が鳴っているのが聞こえるような気がするが、よくわからない。さっきの像の当たりにスピーカーがあるのだろうか。光の量は香港島側のライトアップにはかなわない。定石どおり、九龍側から香港島側を眺めるのがいいと思った。
ワンチャイまで歩く。MTRの駅までの道はずっと屋根つきのペディストリアンデッキ。
一旦ホテルに戻るためにバスに乗る。確か、トラムが走っている通りはペディストリアンデッキで越えてしまって戻るのが面倒だったので、トラムじゃなくてバスに乗ったはずだ。
そして、金紫荊の像を写真に撮るのを忘れてしまった。
(つづく)
お粥を食べた後はその辺りのお店をぶらぶらと覗く。途中、婚礼貸切トラム?に遭遇。複数のカップルが乗っていたようなので、合同結婚式のようなものなのだろうか。とにかく道行く人にアピール。
その後、香港に来たら欠かせないビクトリアピークへ向かう。バスの二階最前列に乗って見たかった。どこにバス停があるかわからなかったので、トラムで一旦アドミラルティ(金鐘)へ戻り、さっきレパルスベイ(浅水湾)へ行くときに使った同じバス停からピーク行きのバスに乗る。二階最前列は幸運にも空いていた。
道中は遊園地のちょっとしたアトラクションのような感じで面白かった。が、上って行くうちにもやが濃くなっていく。霧のようなものではなく、大気汚染のような感じだ。
視界が晴れぬまま終点に到着。バスが着いたビル、ピークギャレリアの展望台へ行ってみる。今まで香港を訪れる度、毎回ピークに来ているが、今回が最悪の視界だ。
ピークギャレリアの反対側にはピークタワーがあり、こちらの方が高いし眺めもいい。しかし最近展望台へ入るのが有料になったと聞いていたし、この天気では行く意味もないので最上階へは上がらず、中のお土産屋さんで買い物。お気に入りのキャセイグッズを売っているお店では、質の割にリーズナブルなマグを購入。
そうこうしているうちに暗くなってきたので、もう一つの展望スポット・獅子亭へ行ってみる。夜景の方がきれいには見えるが、相変わらずの視界の悪さ。
再びバスの二階最前列で山を下る。ピークに来たのにピークトラムに乗らない観光客も珍しいだろうな。でもバスの方が安いし、片道はバスがお勧め。帰りに寒い中ピークトラム待ちの行列になることが多いように思うので、帰りはバスがいいのではないだろうか。
(つづく)
香港公園を出てMTRアドミラルティ(金鐘)駅のバス停へ。ここからバスに乗って香港島を縦断し、レパルスベイ(浅水湾)へ向かうのだ。香港島南部へ行くのは今回が初めて。
ところで、レパルスベイの漢字表記は「淺水灣」だが、Googleにかかる件数では「浅水湾」の方が多いのは日本のGoogleだからだろうか。日本では同じ字として扱うのだろうし、「淺水灣とタイプしろ」と言われてもなかなかできないわな。
少し待つと系統6Xのバスが来た。このバスはトンネルを通って香港島南部へ行く快速タイプ。ホテルの近くの高架上を通り、ハッピーバレー(跑馬地)の競馬場をすぐ近くから一望し、長いトンネルを抜け、海岸沿いをしばらく走るとレパルスベイ。
さて、バスをどこで降りたらよいかわからない。「ザ・ベランダ(THE VERANDAH RESTAURANT)」でアフターヌーンティをするのが最大の目的だが、アフタヌーンティが始まる三時より一時間ほど早く着いてしまう。でもとりあえず場所だけでも確認しておこうと、ザ・ベランダが入っている「ザ・レパルスベイ」という穴の開いた建物が見えたらバスを降りることにする。まあ他にも誰か降りるだろう。海岸が結構くねくね曲がっていたので、早めにその建物が見えてくるだろう、と思っていたら甘かった。突然視界に入ってきたので慌てて降りる。降りる時はオクトパスを再度タッチ。これで通常8.4HKD(約110円)のところ3.1HKD(約40円)が戻ってきて5.3HKD(約70円)になる。意外にも、他に降りた客はいなかった。
その穴の開いた建物。なんでも竜の通り道にするという風水の考えによるらしい。穴の真上の部屋に住んでいる人は飛んだり跳ねたりし放題だな。中国人は他人に迷惑をかけるとかそんなこと考えないか、もしかして(笑)。
ザ・ベランダの場所はすぐにわかり、遠目に長蛇の列ができている様子でもなかったので、ビーチへ降りてアフタヌーンティの時間を待つことにする。
ビーチには観光客がそこそこいた。わずか20~30メートルほどの間隔でゴミ箱が並んでいる光景は他ではあまり見ない。
レパルスベイは映画「慕情」の舞台になったところとして有名。この映画は今回の旅行の出発前に見てきた。だいぶ昔の映画だが、映画同様リゾート地の雰囲気が一杯だ。ちなみに慕情のロケ地に行けないか色々調べてみた(参考にしたサイトは「映画散歩 慕情」とか「母娘で香港旅行。市内観光はどうしたら一番いいか?」とか。二つ目のリンク先には「実際にはあのようなナダラカナ優しい丘はなく、撮影した場所は九龍半島の清水湾道近くの劭兄弟映画社のロケ地でした」との記述あり。)ものの、病院裏の木が一本生えている丘は全然別の場所だとかで、芳しい情報は無かった。
乗ってきたバスの進行方向にビーチを10分ほど歩くと、天后廟に着く。波打ち際にある寺で、周辺には数多くの像がある。ここだけ中国っぽい派手な感じで、周囲とは雰囲気が完全に異なっている。本殿と別に、写真のように出島があり、そこにかかっている橋を渡ると寿命が延びるらしい。
ここから今度は道路を歩いて引き返す。結果論だが、もう一つ先のバス停で降りて、天后廟を見てから海岸を歩いてザ・レパルスベイへ向かえば片道歩くだけで済んだ。
戻ってきたのはちょうど三時。さあ、アフタヌーンティだ。ん?入り口の前に何か案内が出ているな。メニューか?
WE APOLOGISE THAT
THE VERANDAH RESTAURANT
WILL BE CLOSED FOR A PRIVATE FUNCTION TODAY
SORRY FOR ANY INCONVENIENCE CAUSED.
本日は宴会のため休業させていただきます。ご不便をおかけしまして申し訳ございません。
なに~。はるばる来たのにこれかい。そういえばすぐ前の庭でパーティの準備が進んでいるようだ。肩を落としてバス停へ向かう。仕方ない、また来よう。
ところで、今ふと気になったことがあるのだが。「WILL」って書いてあるんだけど、実はこの時は営業していて、「今日の夜の営業はありません」っていう意味だったっていう強烈なオチは無いよね?入り口に従業員が三人くらい、作業をしている様子も無く立っていたのだが、尋ねることなく引き返してしまったが・・・
(つづく)
ほんた。香港旅行記の続き。
陸羽茶室を出た後はウィンドウショッピング。近くのH&Mを覗いてからトラムでアドミラルティ(金鐘)まで戻り、パシフィックプレイス(太古廣場)の西武百貨店へ入る。西武百貨店では「サンタクロースの家で遊ぼう」みたいなイベントに子供連れの列ができていた。
次いで近くの香港公園へ。左の写真はその途中で見かけた奇妙な形のリッポーセンター(力宝中心)。コアラがモチーフだそうだが、どのあたりがコアラなのかよくわからない。どっちかが親コアラでどっちかが子コアラなのだろうか?
・・・写真をよく見ると、木に抱きついているコアラの群れなのだろうか?
香港公園の入り口を見つけるのに少し難儀したが、無事に到着。目的地は、公園内にある「茶具文物館」。茶器を展示している入場無料の博物館というか美術館というか。現存する香港最古の西洋式建築物の一つで、香港駐留のイギリス軍総司令官公邸だった価値ある建物だそうだ。ちょうど特別展を開催中で、何かのコンテストの入賞した奇抜なデザインの茶器とその製造工程が展示されていた。館内は撮影禁止だったので写真が無いのは残念だが、ちょうど真っ二つに割った形の茶壷(急須)や、中に別の茶壷が入っているような茶壷、外側に別の茶壷がくっついているような茶壷・・・言葉ではよく意味が伝わらないが、ともかく「いったいどうやって作ったんだろう?」と驚くようなデザインの茶器が展示されていて面白かった。
今回は行かなかったが、隣接している羅桂祥茶藝館ではお茶を飲むことができる。今度はここにも行ってみたい。
(つづく)
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