場所は相鉄の二俣川が最寄り駅とちょっと遠い。八時半には家を出て渋谷から東横線で横浜へ。本を読むつもりが爆睡してしまい、気がついたら横浜駅。横浜からは相鉄だがここの乗換えは時間がかかる。ギリギリで予定の急行に乗れた。
二俣川から今日の球場・今川公園へは徒歩20分ほどとのことで、チームメイトはタクシー分乗で行くことになっていたが、私はウォーミングアップを兼ねて歩いていくつもりだった。しかし、また夏に戻ったかのような暑さで、ちょっと後悔する。
タクシー分乗組の駅集合時間は随分早かったので、徒歩で行くつもりにもかかわらず私の方が遅く駅に着いた。もうタクシー組は先に行ってしまっているだろうと思ったらまだ改札にいた!ラッキー。一緒に乗せてもらう。
相手は若いチームだった。先攻、一番ショート。第一打席ピッチャーフライ、第二打席サードゴロ。第三打席でショートの頭を越えるクリーンヒット。久しぶりに芯で捕らえることができた。この打席もそうだったが、早いカウントだったりボール先行だったりでまだ打つつもりじゃなかったのに甘い球が来たから思わず手が出た、っていうのがヒットになりやすい。
守備では三つか四つくらいゴロが来た。無難に捌く。久しぶりだと肩の調子がよく、スローイングが安定する。
試合は五回終了まで1-0でリード、というにわかには信じがたい好ゲーム。相手チームは少し速いストレートが苦手のようで、先発のがっつんが危なげないピッチング。序盤に牽制でランナーを刺したりしたこともあり、盗塁も消極的。バックもエラーらしいエラーもほとんど無し。五回に疲れが見えてきてピンチを迎えるも何とか乗り切ったところで監督に交代。
突如、ちょうど野手のいないところにボールが飛ぶようになってランナーを貯めてはバッテリーエラー頻発。暑さでキャッチャーのこいずみさんもバテてしまっていたんだろう。こういうときに代えられるといいんだが・・・三遊間にも一本飛んできた。追いつくのがやっとで、はじいてしまう。逆シングルでの捕球とショートバウンドの処理がいつまでたっても安定しないな。
残念ながら、この六回に一挙六失点でひっくり返されてしまった。
最終回、一死満塁で四打席目が回ってきた。ボテボテのサードゴロ。力んでしまったときの典型的な当たり。なぜかファーストへ送球されてきたので一点は取ったものの、そこまで。
2-6。惜しい試合だった。四球も少なかったし、サードとレフトが助っ人さんだったとはいえ守備がしっかりしていると試合も楽しくなる。自分もなんとかしなくては。また来週だ。
台湾から帰ってきてもう一ヶ月半が過ぎようとしているが、また続きを書いていこう。
九フン。冷やし芋団子を食べた後、店を出て、階段路地を下りていく。道沿いには提灯がぶら下がっている。「千と千尋の神隠し」のモデルになったといわれる街並みだが、確かにそんな雰囲気だ。提灯が点灯する夜に訪れるのも良さそうだ。
途中、実家へ出す絵葉書を購入。
一番下まで降りると、九フンのバス停がある。誰も待っている人はいないが、行きのバスの本数を考えるとそうそう待たずに来るはずだ。バス停に着くなり、上からタクシーが一台下りてきた。目の前で止まる。「何元で乗せてあげる。安いよ。」みたいなことを日本語で言われたが、それでもバスの方が安いし急がないしぼったくられそうな気がするしで断る。「何で?安いのに。」みたいな捨て台詞を残し、程なくそのタクシーは坂道を降りていった。
五分も待てばバスが来るのではないかと期待したが、なかなか来ない。若い男性が一人やってきて、一緒にバスを待っている。
十分は待っていないと思うが、バスがやってきた。台北行きだ。行きと同じ経路、瑞芳から電車に乗って台北へ戻った方が安いので瑞芳までの一人22元(約80円)、がやっぱりなかったので二人で50元を払う。ただし、特急料金が必要な自強号に乗ると電車の方が少し高かったかもしれない。バスは空いていた。
乗っているうちに乗換えが面倒になった。電車の本数も確か30分に一本だか一時間に一本だかしかないのがわかっていたので、そのまま台北へ行ってしまうことにする。降りるときに不足分を払えばいい。行き先によって運賃が違うのに前払いなのは日本ではないだろうな。
気がついたら眠っていた。一時間半くらいかかっただろうか、台北市内に入るころには今にも夕立が降りそうな真っ暗な天気になっていた。この頃、いったいこのバスがどこを走っているのか知るため、地図とにらめっこ。この後は鼎泰豊へ行く予定だから、どこか近くを通るなら途中で降りたほうがいい。MRTの忠孝復興駅が終点なのはわかるのだが・・・通りの名前から走行地点を見つけた。随分北の方を走っている。終点まで行った方が良さそうだ。
運転手の上に料金表が貼ってあった。九フンから忠孝復興までは一人90元(約320円)かかるらしい。終点に着き、差額を払おうとすると、迷惑そうな表情で「さっさと降りろ」とばかりに手を振って追い払われた。よくわからないが、非常に安く台北市内へ戻ってきてしまった。雨は降り出しそうなままだ。
(つづく)
バスを降りた後、セブンイレブンの横の細い道を入っていく。そうそう、九フンの「フン」は、左の写真の通り、にんべんに「分」と書く。両側に木工細工や民芸品、食品などお土産屋さんが並んでいる。ここで初めて臭豆腐の臭いを体験。無理だ、とても食べる気にはなれない。一度は挑戦してみようかとか考えていた自分が浅はかでしたごめんなさい。
しばらく道なりに進んでいくと、視界が開けた。残念ながら若干霞んでいたが、海まで見渡すことができた。そういえば最近、こういう展望スポットでクリアに見えたことがない気がする。雨にたたられることがないだけ良しとしなければいけないのだろうか。
少し引き返して階段を上っていく。阿柑姨芋圓。なんて読むのかは知らない。何種類かの芋団子が入ったカキ氷に小豆が乗っている。練乳をかけてもらって35元(約130円)だったか。店の入り口で注文し、その場で渡される。テイクアウト可だが、ここは店の奥の方で景色を見ながら食べられるスペースがあるという。材料になるのだろう、山積みの芋の皮を一つ一つ向いている作業場の横を通りすぎ、さらに進んでいくとなんとお店の人?がテレビをくつろいで見ているスペースに出る。そしてそのままテレビのまん前を横切り(!)、その先が展望スペースになっていた。
結構広い。窓が開いて扇風機が回っている。数組の人がいるだけで、窓際の席も十分余裕があった。ちょうどさっきの展望スペースが下に見える。霞んでなければもう少し印象も違うんだろうなあ・・・まあいい景色ではあるのだが、そこまで強烈なインパクトがあるわけではなかった。
なかなかうまい。結構ボリュームがあるので、食べ終わるまで時間がかかったが、芋団子が固くならない。この芋団子、山ほど入っているが小腹が空いていたのでちょうど良かった。
(つづく)
定刻の九時より少々遅れて台北駅を発車。自強号の車内は日本の普通の特急列車と変わらないようだ。40分ほどで瑞芳へ到着。終点ではないので、駅に着く度に今どこにいるかを気にしていた。まあ到着予定時刻はわかっていたのでそこまで心配することはなかったが。
発車する自強号をカメラに収める。駅員に切符を渡し、工事中の暗い地下道を通って駅前へ。九フンへ向かうバスの乗り場を探す。「道を渡った、駅とは反対側」ということを調べてあったのですぐにわかった。ただバス停が置いてあるだけだ。一方、駅舎側の乗り場は屋根がついていてすぐ目についたが、ここに来るバスに乗ると反対へ行ってしまうわけだな。
十人少々が既に待っていたが、列ができている感じではなかった。バスは頻繁にあるようで、このときも10分も待たずに日本の路線バスと同じようなバスが来た。前乗り先払いで、残念ながら悠遊カードは使えず。一人22元(約80円)。二人分で44元だが、きっかり払える小銭は無く、50元支払った。おつりは出ないのだ。
バスは山道を登っていく。降りるバス停は「九フン」ではなく「舊道口」。九フンで降りてしまうと坂を上りながら観光することになる。一方、舊道口で降りれば坂を下りながら観光できる。バスの乗客はみんなわかっていて、九フンでは誰も降りなかった。バスには次の停留所を案内する電光掲示板なんかないが、みんなが降りるバス停が舊道口だろう、と考えていた。一応、スターバックスの前だということは調べてあったが。
案の定、乗客が一斉に席を立ったバス停の前にはレトロな感じのスターバックスがあった。瑞芳から20分ほどで到着。
(つづく)
ほんた。ファイターズは二試合連続1-0の辛勝。野球はやっぱりピッチャーだなあ。
台湾二日目。朝食はホテルのバイキング。至る所日本語が飛び交い、スタッフも日本語で接客。いったいここはどこなんだ。朝ごはん、特にスープが美味しかった。
今日の午前中は九フンへ行く。映画のロケ地になった観光地らしい。台北から北へ一時間程度の所だ。台北から台湾鉄路で瑞芳へ行き、そこからバスに乗っていく。
台北駅はホテルの目の前。地上に立派な駅舎があるが、前日に地下街へ行ったときに乗り場の案内表示が出ていたので、地下から行く。改札口はすぐにわかったが、切符売り場が見当たらない。券売機はあるが、これから乗る特急列車「自強号」は座席指定制で券売機では切符を売っていないようだ。ほんこさんが改札口の駅員さんに英語で尋ねたが通じず、ボディーランゲージで上の階へ行けばいいとわかった。そうだ、ここは地下だった。
上の階は大きな吹き抜けになっていた。中央にきっぷ売り場。行列ができている。日本で列車の時刻を調べて印刷しておいたので、それを指で示して購入。切符には座席表示が無かった。満席のようだ。満席でも乗ることはできるし、席が空いていれば座ることもできるらしい。もちろん、その席の切符を持っている人が来たら空けなければいけないが。
発車時間の五分前だったので、地下のホームへ。二面四線しかなかったのは意外だった。台湾の中心駅だろうに。
ただ、すぐ隣に台湾高鉄のホームがある。開業したばかりの新幹線だ。ホーム越しにちらっと新幹線の姿を拝む。
自強号は二、三分の遅れで到着。到着時に写真を撮ろうとしていたが、入線してくるのに全然気がつかず逃してしまった。座席がびっしり埋まる程度に混んでいた。デッキに立つことにする。
(つづく)
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