ほんた。そういえば、昨年夏に台湾に行ったときの記録が途中でほったらかし。もう忘れていることばかりだろうと思いつつ、いまさらながら再開します。前回までの記録は、右側のカテゴリー「旅行」をクリックしてくださいな。
台湾三泊四日の三日目。故宮博物院を出た後、次の目的地は忠烈祠。辛亥革命や国共内戦などで亡くなった兵士を祀っている。一時間ごとにある衛兵の交代式を見たかったのだ。
故宮からバスがあるが、本数が少なく次の便まで三十分ほど待つことになる。これでは交代式に間に合わない。となると、タクシーだ。英語、通じないだろうなあ・・・まあ観光地だし、文字を見せれば平気だろう。バス停近くに止まっていたタクシーの運転手に「忠烈祠」と適当な紙に書いて見せつつ英語で「ここに連れてってくれる?」と聞くと、中国語で何やらわからない言葉を発しつつジェスチャーで「乗れ」と。時間は10分くらいだったろうか、100元ちょい(約400円)で着いた。タクシーも日本よりだいぶ安い。
タクシーを降りるとすぐに大きな門が目に入った。東大寺の南大門とか、あういう感じの大きな門。その下に二人の衛兵が立っていて、周りで10人程度の観光客が写真を撮ったりしている。その先に広場があり、だいぶ先に本殿のような建物が見える。運が悪いことにちょうど雨が降ってきたことと、交代式まであと10分を切っていたので、あそこまで行ってしまうと戻ってこられないと判断、門のところで待機。あとでわかるが、実は本殿の方にも衛兵はいて交代イベントはちゃんとやるわけだが。
二人の衛兵、すごいことに身動き一つしない。視線を動かすこともしない。まばたきすらしないのだ、本当に。まばたきしないなんて訓練すればできるようになるものなのだろうか。交代は一時間毎だから、その間ずっと・・・私にはできるわけがない。超人技とも思えるが、それに見合った報酬は得られているのだろうか。
交代式の時間が迫るにつれて徐々に観光客が増えてくる。それとともに風と雨が強まり、土砂降りになってしまった。
少し雨が弱くなったところで交代式が始まった。詰め所から四人の衛兵とお供の人が出てくる。衛兵のうち二人はお供の人が差す傘に入りながら本殿へ向かう。門のところでは早速儀式が始まった。
一糸乱れず、キビキビと銃剣を回転させたり投げ渡したり。靴が地面を踏む音が響いて心地よい。5分か10分程度だったと思うが、あっという間に終わってしまった。
離れた本殿側でも同じような儀式をやっているのが見える。向こうには観光客はいない様子。
戻ってきた衛兵を正面からズームで撮影。あ、怒られた(汗)。本殿まで二本のスジが伸びている。これ、毎回毎回衛兵さんが同じ道を歩き続けてできた跡らしい。人が歩くだけでこんな跡ができるものなのか。
一旦ほぼ止んだ雨が再び強くなってしまったため、本殿へは行かずじまい。
(つづく)
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