ほんた。GW後半初日の今日、カメラを持って東京駅周辺へ行ってきた。
この写真は自宅近くで壁からひっそり咲いていた花。ピントが花にあっていない。オートフォーカスに任せていると、どうも少し手前にピントがあってしまう気がしている。
先月、香港へ行く直前にデジタル一眼レフを購入した。キヤノンのEOS KissデジタルX。まだ全然使いこなせてないが、早くうまく写真が撮れるようになりたいものだ。
日本橋でスーツを購入し、歩いて東京駅へ向かう。途中、唐突にキリンの像が現れた。しかもよく見ると王冠を頂いている。帰宅後、ネットで検索してみたが、作者はわかったが由来は見つからず。ご存知の方教えてください。
ちょうどこのキリン像の前に家族連れの行列ができていた。最後尾の看板には1時間半待ちと書いてある。ポケモンセンターの行列だった。ポケモンって息が長いな。登場してからもう10年以上になるというのに、すごい人気だ。
東京へ行ったのは、オープンして間もない新丸ビルを覗いてみようと思ったからだ。八重洲口から丸の内口へは南側から回った。途中、外堀通りを北上する「憲法改悪、はんた~い!」と声を張り上げるデモ行進に遭遇。そういえば今日は憲法記念日だ。パトカーが先導していたが、あれは騒動にならないように警察が自主的にやっているものなのだろうか。一方、JRの線路をはさんで反対側では「日本共産党は日本から出てけぇ~!」と叫ぶ街宣車。至る所に機動隊がいて、街宣車がデモ隊の方へ行かないようにバリケードを築いている(街宣車が通り過ぎると開放していた)。
東京駅前にはダブルデッカーのはとバスが停まっていた。香港では当たり前のように見た二階建てバスだが、東京で見るのは珍しい。数年前に、人気が低迷していたはとバスのツアーが復活しているという話を聞いたことがある。具体的に何がどう良くなっているのかわからないが、東京の名所はまだまだ行ったことがない所ばかりなので、はとバスのコースを参考に予定を考えるのも楽しいかもしれない。
東京駅に着いた。新幹線で出かける人も多いのだろう、大きな荷物を持った観光客が目立った。そういえば、泊りがけでの国内旅行はしばらく出かけていない。中国など近場であれば、国内旅行より割安感を感じることが多いので、どうしても海外に惹かれてしまう。国内はいつでも行けると考えてしまうのも関係しているだろう。
新丸ビル。テラスから大勢の人から覗いていた。入り口では入場制限をしていて、行列ができている。しかし、先ほどのポケモンとは比較にならない。とはいえ、そこまで興味があるわけではないのでそのまま帰途に着いた。
今日は、行列を三つも見た。デモ含む。
日本橋にあるHSBC東京支店へ行ってきました。いや、ただ前を通りがかっただけなのですが。日本で一般個人を対象とした業務は外貨両替くらいでしょうか。プライベートバンキングは「3億円以上の金融資産を保有しておられるお客様」が対象だそうです(HSBC JapanのHPより)ので、まったく縁がございません。
祝日なので窓口は閉まっていましたが、ATMは香港にあるのと同じタイプのものが二台ありました。
イミグレーションを抜けていく人の群れの一部となって淡々と進んでいくと、不意に銀行の窓口に並ぶ列が見え、人を待っている様子の人があちこちにおり、深センに入る手続きが終わったことを知らされる。目下、切実な問題は
金が無い
そう、もう人民元エリアなのだ。以前は香港ドルも等価で使えたそうだが、香港ドルの価値を人民元が逆転してもうだいぶ経ち、香港ドルでの支払いを拒否される所も多いと聞く。まず地下鉄に乗るわけだが、地下鉄の運賃は間違いなく人民元の現金で払うしかない。
イミグレーションを抜けたどこかにHSBC深センのATMがあるということは知っていたので、そこでキャッシングをするつもりだった。中国銀行だったか、別の銀行の窓口が現れた頃、そのあたりにあるだろうとキョロキョロしながら進んでいく。外に出る直前、右手に発見。生まれてはじめてのキャッシング経験は深センで。
暗証番号を入れる際に、通常使う四桁でいいのか迷った。HSBCのキャッシュカードの暗証番号は六桁であり、四桁の番号を入れてゼロを二回入れるだったかその逆だったかの記述をどこかで目にしたことがあったからだ。二回は失敗できるからとりあえず四桁で試してみる。問題なく人民元紙幣が出てきた。世界中どこでも現地通貨で引き出せるというのはすごいものだと感心する。
深センは香港に比べて非常に治安が悪いと聞いていた。特にこの羅湖周辺が酷いという情報がネット上で複数見つかった。鞄を持つ手に無駄に力が入る。
羅湖周辺の散策は帰り際にして、まずは地下鉄に乗って「世界之窓」というテーマパークへ行くことにしていた。羅湖は地下鉄の始発駅でもあり、世界之窓はもう一方の端の駅である。東端の羅湖から西端の世界之窓までは約30分、5元(約75円)。15分程度の間隔で運行しているようだ。
券売機で切符を買おうとするが、先ほどキャッシングしたばかりの100元札は使用できなかったため、改札横の有人窓口で購入。この切符が珍しい。写真のようなプラスチックのコイン状のものなのである。乗車時は自動改札口にあるSuicaのような読み取り部分に触れるとゲートが開き、降車時は自動改札口についているコイン投入口に入れるとゲートが開く。
深センにも深セン版オクトパスカード(深セン通というらしい)があるらしいが、今回はあまり乗る予定も無いので利用しなかった。オクトパスカードが使えるといいのだが。
(つづく)
HSBCを出て尖東駅へ向かう。尖東駅は深センへ向かう九廣鐵路(KCR)の始発駅だ。MTRの尖沙咀駅と地下道でつながっている。ただし、結構距離があって歩く。尖東は開業してまだ三年程と日が浅く、清潔感があった。
KCRもオクトパスカードが使えた。ホームへ降りると、すぐに電車が到着した。頻繁に出ているようだが、時々深センの入り口となる羅湖の手前で終点になる列車もあるようなので注意。羅湖へは、約40分で着く。ステンレスの座席はMTRと一緒だが、割増料金を払えばエアポートエクスプレスのような快適な座席の車両に乗ることができる。しかし、40分なら全然問題ない。
程なく、ガラガラのまま発車。しかしその後の数駅で座席が埋まる程度にお客さんが乗ってくる。尖東は乗換えには不便なのであまり使われないのかもしれない。
高い建物が減り、緑がよく見えるようになり、徐々に田舎の風景になっていく。羅湖一つ手前の上水という駅で一旦改札口の外に出るのが安く行くための裏技らしいのだが、面倒なことをせずにそのまま羅湖まで行った。羅湖は深センへ行くためだけの駅で、香港側を散策するということはできないそうだ。
同じ中国とは言え、深センへ入るためには入国審査が必要。大勢の人でごった返していた。週末を深センで過ごす香港居民も多いのだろう。ここでは、入国だけで二回書類を記入する必要があったり、人波について行くと外国人の列ではなく香港か大陸かに住んでいる人専用の列だったりして、手続きを終えるのに一時間近くかかってしまった。
(つづく)
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