今:悠々自適な気分。将来:ホンモノの悠々自適。
ほんた。バンクーバー・シアトル旅行記、NHL観戦バンクーバーカナックス(Vancouver Canucks)vsカルガリーフレイムズ(Calgary Flames)の続き。カナックスもフレイムズもこの試合を含めて残り四試合、プレーオフ進出の当落線上。両チームとも落とすわけにはいかない一戦だ。
ギリシャ料理のお店を出たあとの話。ホテル近くまで戻ってほんこさんと別れ、弟と二人でグランビル(Granville)駅からスカイトレインに乗る。試合会場はカナックスの本拠地、ゼネラルモーターズ・プレイス(General Motors Place)、GMプレイス。グランビルから一駅、スタジアム-チャイナタウン(Stadium-Chinatown)駅の目の前だ。電車にはカナックスのユニフォームのレプリカを着たファンがたくさん乗っている。
駅に着き、入場する前にホームのベンチで一作業。カメラのCFカードのうち、メインで使っていたものが既にいっぱいになっていたので、DVDに焼いてもらう。10分少々かかっただろうか。ここで焼いてもらったDVDを帰国後に読み込もうとして四苦八苦したのは前に書いたとおり。
弟がPCを閉じたときには、試合開始10分前を切っていた。試合前の選手入場イベントと、カナダ国歌を聞くのは諦めなければならないな。ギリシャ料理の店でやってもらえばよかったのだが、すっかり忘れてしまっていたのだ。
駅を出ると、目の前のGMプレイスとの間には四車線道路がある。駅の出口の目の前には横断歩道がなかったが、警察官か警備員かが交通整理を行って渡れるようにしていた。
ダフ屋がいっぱいいる中を通り抜け、目の前の階段を上がってまずは荷物チェック。NBA観戦の時と同様、カメラのレンズのことを指摘され、交換しないように言われて入場。
・・・しようとしたら、アクシデント。入場時にはチケットのバーコードを読み取るのだが、バーコードの一部が剥がれたような感じになっていて読み取ることができない。再発行してもらうように言われて、指示された窓口へ向かう。再発行受付窓口は一箇所しかなく、時間がかかった。スピーカーからは、試合を中継するラジオだかテレビだかの音が聞こえる。待っている間にフェイスオフ。しかも開始早々にフレームズに先制された。再発行のやり取りは当然弟任せ。隣でやり取りを聞いていてもちんぷんかんぷんだ(笑)。転売されたチケットだけに、トラブルがあるといやだなあ、と思ったが問題はなかったようだ。こんな手続き、私一人で行ってたらもっと時間がかかっていたはずだ。
今度こそ入場。試合開始から10分ほど経っていた。まず、このスタジアムの大きさに圧倒される。座席も概ね埋まっている。二万人も収容できるらしい。少なくとも日本ではアイスホッケーの試合でここまでたくさんの観客は呼べないだろう。そもそも設備が無く、代々木第一体育館で一万人弱、東伏見では三千五百人程度しか入らない。周囲は殆どがカナックスファンだが、ところどころフレイムズのレプリカユニフォームを着たファンが目に付く。
座席の位置は期待通り、片側のゴールほぼ真横。おお、目の前に生ルオンゴ(Roberto Luongo ※カナックスのGK)だ。サッカーやバスケットボールなどと同じで中央が一番よいと言われているが、私はゴール前の争いをよく見られるこの位置が好きだ。前の方は値段が跳ね上がるので、これくらい上でも構わない。
入場時はまだ0-1でフレイムズがリードを許していたが、すぐ同点に追いつく。スタジアムの盛り上がり方がハンパ無い。再びリードされるが、直後にナズランド(Markus Naslund ※カナックスのキャプテン)のシュートで追いつく。2-2で第一ピリオド終了。
スピードもテクニックも日本で見る試合と全然違う。何より、スタジアムの雰囲気が全然違う。初めて甲子園にタイガース戦を見に行ったときを思い出す。乱闘の派手さも本場らしい。いっぺんに両チーム合わせて七人退場とか、笑ってしまう。観客にとってはこれも楽しみの一部。
第2ピリオドは一方的。リンデン(Trevor Linden ※カナックスの前キャプテン)が立て続けにシュートを決めるなどカナックスのゴールラッシュ。「Go! Canucks, Go!」「Calgary Suck!」の声が響く。5-2で第二ピリオド終了。
リンデンはこのシーズン限りで引退。この後の残りの試合ではゴールを決めることはなく、彼の現役最後のゴールを目にすることができたことになる。
第三ピリオドにも1点を加えたカナックス、結局6-2で試合終了。プレーオフ進出へ望みをつないだ。しかし残念ながら、結果的にはこの試合がカナックスの今シーズン最後の勝利となり、プレーオフ進出はならなかった。
試合の記録がNHLの公式サイトに残っている。何年も前の試合の記録が、スコアだけでなく記者のレポートから写真まで残されているのはすごい。19時試合開始で、終了したのが21時半。プレーが止まったときによくCMが入ったりして、結構時間がかかるものだ。
空くまで席で待ち、帰途に着く。ホテルの近くまで戻って、弟と別れる。今回は短い時間だったけど大変お世話になりました。是非また観戦しに行きましょう。それにしても勝ち試合で本当によかった。
大きな地図で見る
(つづく)
ギリシャ料理のお店を出たあとの話。ホテル近くまで戻ってほんこさんと別れ、弟と二人でグランビル(Granville)駅からスカイトレインに乗る。試合会場はカナックスの本拠地、ゼネラルモーターズ・プレイス(General Motors Place)、GMプレイス。グランビルから一駅、スタジアム-チャイナタウン(Stadium-Chinatown)駅の目の前だ。電車にはカナックスのユニフォームのレプリカを着たファンがたくさん乗っている。
駅に着き、入場する前にホームのベンチで一作業。カメラのCFカードのうち、メインで使っていたものが既にいっぱいになっていたので、DVDに焼いてもらう。10分少々かかっただろうか。ここで焼いてもらったDVDを帰国後に読み込もうとして四苦八苦したのは前に書いたとおり。
弟がPCを閉じたときには、試合開始10分前を切っていた。試合前の選手入場イベントと、カナダ国歌を聞くのは諦めなければならないな。ギリシャ料理の店でやってもらえばよかったのだが、すっかり忘れてしまっていたのだ。
駅を出ると、目の前のGMプレイスとの間には四車線道路がある。駅の出口の目の前には横断歩道がなかったが、警察官か警備員かが交通整理を行って渡れるようにしていた。
ダフ屋がいっぱいいる中を通り抜け、目の前の階段を上がってまずは荷物チェック。NBA観戦の時と同様、カメラのレンズのことを指摘され、交換しないように言われて入場。
・・・しようとしたら、アクシデント。入場時にはチケットのバーコードを読み取るのだが、バーコードの一部が剥がれたような感じになっていて読み取ることができない。再発行してもらうように言われて、指示された窓口へ向かう。再発行受付窓口は一箇所しかなく、時間がかかった。スピーカーからは、試合を中継するラジオだかテレビだかの音が聞こえる。待っている間にフェイスオフ。しかも開始早々にフレームズに先制された。再発行のやり取りは当然弟任せ。隣でやり取りを聞いていてもちんぷんかんぷんだ(笑)。転売されたチケットだけに、トラブルがあるといやだなあ、と思ったが問題はなかったようだ。こんな手続き、私一人で行ってたらもっと時間がかかっていたはずだ。
今度こそ入場。試合開始から10分ほど経っていた。まず、このスタジアムの大きさに圧倒される。座席も概ね埋まっている。二万人も収容できるらしい。少なくとも日本ではアイスホッケーの試合でここまでたくさんの観客は呼べないだろう。そもそも設備が無く、代々木第一体育館で一万人弱、東伏見では三千五百人程度しか入らない。周囲は殆どがカナックスファンだが、ところどころフレイムズのレプリカユニフォームを着たファンが目に付く。
座席の位置は期待通り、片側のゴールほぼ真横。おお、目の前に生ルオンゴ(Roberto Luongo ※カナックスのGK)だ。サッカーやバスケットボールなどと同じで中央が一番よいと言われているが、私はゴール前の争いをよく見られるこの位置が好きだ。前の方は値段が跳ね上がるので、これくらい上でも構わない。
入場時はまだ0-1でフレイムズがリードを許していたが、すぐ同点に追いつく。スタジアムの盛り上がり方がハンパ無い。再びリードされるが、直後にナズランド(Markus Naslund ※カナックスのキャプテン)のシュートで追いつく。2-2で第一ピリオド終了。
スピードもテクニックも日本で見る試合と全然違う。何より、スタジアムの雰囲気が全然違う。初めて甲子園にタイガース戦を見に行ったときを思い出す。乱闘の派手さも本場らしい。いっぺんに両チーム合わせて七人退場とか、笑ってしまう。観客にとってはこれも楽しみの一部。
第2ピリオドは一方的。リンデン(Trevor Linden ※カナックスの前キャプテン)が立て続けにシュートを決めるなどカナックスのゴールラッシュ。「Go! Canucks, Go!」「Calgary Suck!」の声が響く。5-2で第二ピリオド終了。
リンデンはこのシーズン限りで引退。この後の残りの試合ではゴールを決めることはなく、彼の現役最後のゴールを目にすることができたことになる。
第三ピリオドにも1点を加えたカナックス、結局6-2で試合終了。プレーオフ進出へ望みをつないだ。しかし残念ながら、結果的にはこの試合がカナックスの今シーズン最後の勝利となり、プレーオフ進出はならなかった。
試合の記録がNHLの公式サイトに残っている。何年も前の試合の記録が、スコアだけでなく記者のレポートから写真まで残されているのはすごい。19時試合開始で、終了したのが21時半。プレーが止まったときによくCMが入ったりして、結構時間がかかるものだ。
空くまで席で待ち、帰途に着く。ホテルの近くまで戻って、弟と別れる。今回は短い時間だったけど大変お世話になりました。是非また観戦しに行きましょう。それにしても勝ち試合で本当によかった。
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(つづく)
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