ほんた。香港旅行記のつづき。
文武廟のすぐ近くにあるお茶屋さん、茶縁坊(Cha Yuen Fong Tea Room)へ行く。茶葉を買うことも今回の旅の目的の一つ。
店内には先客はいなかった。広くない店内に店員さんが二人、おばさんとお兄さん。物色しているとそっと試飲を勧めてくれた。うまい。椅子を勧めてくれたので、さらに試飲させてもらう。目の前で淹れてくれる。香りも味もすばらしい。
店員さんはちょっと日本語も話せる。かといって、積極的に営業攻勢をかけてくる風でもなく、静かにお茶を勧めてくれる。ちょっと静か過ぎるが、居心地は悪くない。ああ、ここは喫茶店じゃなかった(笑)。試飲させてもらったジャスミン茶とウーロン茶を購入。おまけでバラの香りがするウーロン茶も頂いてしまった。少量のパックがあるので、複数の種類の茶葉を購入できるのもありがたい。
茶器も置いていたのだが、これからもいくつか別のお店を巡るということで購入せず。結果的にここで買っておけばよかったと後悔することになる。
少し坂を下ると通称「キャットストリート」と言われる摩羅上街(Upper Lascar Row)に出る。所狭しと骨董品のお店が並んでいる道だ。そこそこ賑わっている。
さらに坂を下ってまたお茶屋さん、林奇苑茶行へ。さっきのお店より広い店内に、3~4人の店員さん。ここでも試飲させてもらった。奥にはパッケージか何かの作業をしている作業場があって、もっと多くの従業員がいる様子。日本人の先客がいた。店員さんの日本語は流暢で、さっきのお店と違って話が止まらない。なんでも春のお茶と秋のお茶があって、今時期は秋のお茶がお勧めだとか、話は色々聞いたものの忘れてしまった・・・ここでもお茶を購入。
続いてトラムでアドミラルティ(金鐘)へ。乗ったはいいが、道が渋滞していて全然進まない。痺れを切らして途中で降りてしまう人が出る。だいたい、こういう人が出ると急に動き出すものだが、今回もそうだった。
今回の旅行で何度となく使っているアドミラルティの電停で降りるつもりだったが、車内がものすごく混んでいて降りるのに間に合わず、一つ先の電停まで行くことになってしまった。混雑でトラムが続いており、連結している電車みたいだ。
ちょっと歩いて戻って、明茶房(MING CHA)へ。前の二軒と異なり、モダンテイストな店内と商品。贈答品にはいいのだろうが、私が求めている普段使いのお茶としては少々お高い。結局、物色しただけで終了。
今度香港に行ったときは、是非また茶縁坊に行きたいと思った。なかなか茶器も買えないままだなあ。
当たり前といえばそうなのだが、どこのお茶屋さんも非常にたくさんの種類がある。店員さんお勧めのお茶を試飲して買うのももちろんいいが、自分から銘柄を指定して試飲して大量に買う・・・なんて一度やってみたい。
(つづく)
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