今年三冊目の本。「PLANNING HACKS!」(原尻淳一、2007年5月)。企画づくりのノウハウが詰まっている。企画づくりといっても、ちょっとパワーポイントを使って上司への説明資料を作る際にも使えそうだ。
私もパワーポイントで説明資料を作るのはしょっちゅうだが、「いきなりパワポで書くのは禁止」なんてのはたまたま私も心に留めている。これは前職の上司の指導の影響で、前職の上司いわく「自分で手を動かして書いた方が考えがまとまるのが結果的に早い」とのことだ。確かにいきなりパソコンに向かうと結構時間がかかってしまうんだよな。
この本のトピックには、他にも前職の上司を想起させるものがいくつかあった。「リーダーは楽しくって狂っているのがちょうどいい」なんてのはまさにそれ。とても厳しい人だったが、仕事を楽しんでいた。「ランチミシュラン」なんかもそう。毎月一度、職場全員の飲み会があったのだが、月ごとに変わる幹事が選定するお店の条件は「関係会社以外の店でうまいところ」。うまいものを食べて飲むのが発想にいいんだとさ。
「上司の思いつきを封じ込めるチェックポイント」なんてのも大事だな。
その他、いくつか使えそうなネタを列挙。
・1シート1オブジェクティブの原則・トップラインだけでストーリーがわかるように
・ミーシー&ミッフィー(漏れ・ダブりなく、シンプルに視覚に訴えるように。ただし1ページあたり3色まで)
・重要案件は筆ペンで
・プレゼンは「説明」ではなく「説得」
・スケマティクス・ダイヤグラム(ポストイットを使った作業工程表の作成)
・エレベータートーク(1Fから7Fまでの30秒で社長に企画を説明することをイメージ)
さて、FPの勉強だ。
今年二冊目の本は、「憎まれ役」(野中広務・野村克也、2007年10月)。FP3級の受験が迫っているのに、なぜ本なんか読んでいるのかというと、以前から読みたくて図書館で予約していた本のうち何冊かが、昨年末にまとめて自分の番になったので借りていたわけです。で、その返却期限が来た!ので慌てて読んでるわけで。返しに行かなきゃいけないからメモも簡単に。
内容は平易、ただし政治についても野球についても技術的な話や舞台裏的な話が結構でてきて面白い。サクサク読める。政治と野球の共通点って色々あるんだな。
「マスコミの作る偶像に騙されないでほしい」(野中)と記されている。わかっているつもりだが、常に注意する必要があるな。
長髪・茶髪・金髪・ピアス・ヒゲなどは自己顕示欲。野球選手なら野球で目立てばいいのに、自信が無い自分への裏返し。「野球をしながら、野球以外の部分で目立とうとするのは、二流の証拠。」そして、これらの表面的な虚飾に対して、心の虚飾は弁解や言い訳。問題点を指摘されたときにそれを反省材料にしようという向上心があれば弁解や言い訳はしない。責任転嫁は二流の証拠、修正をしないからきっと同じ過ちを繰り返す。なるほど。
さて、図書館へ行ってくるか。
ほんた。
今年一冊目に読んだ本。「マネーの公理 スイスの銀行家に学ぶ儲けのルール」(マックス・ギュンター、2005年12月)。原書の初版は1985年。
スイスの国民一人当たりの所得は米国・ドイツ・日本と並ぶ。土地は荒れ、資源も無いスイスが現在の地位を築いたのはなぜか?それは、スイス人が世界で最も賢い投資家・投機家・ギャンブラーであったからだ。そのスイス人コミュニティで生まれた、リスクを取って勝つための十二のルール「チューリッヒの公理」を説明している。
<チューリッヒの公理>
1.心配は病気ではなく健康の証である。もし心配なことがないなら、十分なリスクをとっていないということだ
2.常に早すぎるほど早く利食え
3.船が沈み始めたら祈るな。飛び込め
4.人間の行動は予測できない。誰であれ、未来がわかると言う人を、たとえわずかでも信じてはいけない
5.カオスは、それが整然と見え始めない限り危険ではない
6.根を下ろしてはいけない。それは動きを遅らせる
7.直観は説明できるのであれば信頼できる
8.宇宙に関する神の計画には、あなたを金持ちにすることは含まれていないようだ
9.楽観は最高を期待することを意味し、自信は最悪に対処する術を知っていることを意味する。楽観のみで行動してはならない
10.大多数の意見は無視しろ。それはおそらく間違っている
11.もし最初にうまくいかなければ、忘れろ
12.長期計画は将来を管理できるという危険な確信を引き起こす。決して重きを置かないことが重要だ
これが今までの自分の考えと相反するものを随分含んでいる。この本では「分散投資の誘惑に負けないこと」を説き、難平と同様にドルコスト平均法を退け、長期投資を避けるよう勧めている。これらの点では吸収に工夫が必要だと感じているが、あとは素直に参考にしたい内容だ。以下、自分のメモ用。
分散投資は利益と損失が相殺する状況を作り、空中にある数多くのボールを同時に維持しようとするジャグラーになってしまうと書いている。もっとも、六つ程度の分散はそこまで害にならないと記しているが。
早すぎるほど早く利食うのは強欲に勝つため。なるほど。よく「利小損大はいけない」と言うが、早く損切ることができれば利小損小でも十分プラスは出る。
あらかじめターゲットを決めておくこと。これについては苦い経験がある。Baring IUF - Hong Kong China。昨年初の購入時から一年足らずで一時は二倍になったファンドだ。二倍になったところでせめて半分でも利食っていれば昨年秋の急落の影響を少しは逃れられたのに。・・・これも強欲か?
チャーティストの幻想。どんなに規則的に動いているように見えてもそれは偶然だ。しかしなあ、やっぱりチャートを見てテクニカルなトレードをしている人が相当数いる以上、全て偶然ともいいきれないことは注意しておかねばなるまい。
ギャンブラーの誤謬。「最近ついてるぞ。調子がいいな。よし、大きい勝負をしてみるか」は死亡フラグ。
「さて、私はよく研究したし、やり方もわかっている。この賭けは私に勝利をもたらすだろう。でも、私は、勝敗を左右するランダムな出来事を予測することも、コントロールすることもできない。間違う可能性が大きいことも知っている。万が一、間違いが起こったときにすぐに対応できるように、フットワークを軽くしておこう」は名言。
直観。直感とどう違うの?むしろ直感ではないの?
長期投資については、乱暴にまとめると、そんな将来のことはわからないからやめるべきと説いている。確かに、過去に平均的な株式投資をしていれば10年だったか20年だったかのスパンで見れば(日本株を除き)リターンがマイナスになったことは一度も無い、なんていうけどそれが今後も続く保証は無い。日本株のほかにいつダウが入ってこないとも限らない。それはそうだな。長期であっても、完全にバイ&ホールドでいることはやめようかと考えが少し変わった。
自分の運用資産を短期・長期の二つに分け、短期の方ではこの公理に従うよう努めようかと思う。二つに分ける時点で公理には反しているのか(笑)。
すっかりごぶさたです。気がついたらもう平成20年です。今年は心機一転、ブログの更新を頑張ります。頑張りたいと思います。頑張れるといいなあ。・・・
今年の元旦はきれいに晴れました。自宅からはきれいに富士山が望めました。写真は2日朝に撮影。
一年の計は元旦にあり。というわけで今年の私の計。難易度はAが困難、ただし自分の勝手なイメージ。
1.技能・資格
(1)FP3級(1月)・・・難易度C
(2)FP2級(5月)・・・難易度B
(3)ビジネス実務法務3級(7月)・・・難易度B
(4)ビジネス実務法務2級(12月)・・・難易度A
(5)TOEIC:年間二回受けて、二回目は一回目の一割増の得点・・・難易度B
2.文化・芸術・知識
(1)読書:2冊/月、年間24冊・・・難易度C
(2)フィナンシャルリテラシー:新規商品への投資に挑戦・・・難易度C
(3)海外旅行3回・・・難易度B
3.健康
(1)スポーツクラブ利用:3回/週(ヨガ参加:1回/週を含む)・・・難易度B
(2)草野球への参加:参加率7割・・・難易度C
4.成績管理
(1)ブログ更新:2回/週・・・難易度B
・・・こんなのできるのか本当に。とりあえず、FP3級頑張ります。そんなわけで、一月は草野球お休みして勉強します。
え?元旦はとっくに過ぎてる??
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