ミスター・チャイナ

　ほんた。

　「ミスター・チャイナ　実録・中国に消えた投資マネー」（ティム・クリソルド、2006年10月16日）という本を読みました。90年代の中国を舞台に、主人公のイギリス人が投資ファンドを立ち上げ、ウォール街の常識が通用しない中で悪戦苦闘する実話を基にした物語です。青島ビールのような実在企業が登場します。

　私は中国の個別株はやっていませんが、非常に面白く読むことができました。計画経済と汚職にどっぷりつかった国で、次から次へと非常識な難問が主人公に降りかかってきます。さすがに今の中国ではこの本に出てくるような問題がそのまま生じることは無いと信じたいのですが、新興国投資のリスクの一部を少しはイメージできるのではないでしょうか。「実録」なだけに、「わけのわからんセクターであってもプロに任せれば大丈夫」と安易に投資信託を購入するのは危険だと再認識させられました。

西洋の桃

今日は朝思いっきり寝坊をしたけれど、なんとかいつも通りの電車に乗れてしまったほんこです。なんとかなるもんだ、わたし。

本のはなしを少しばかり。
今読んでいる「ゲド戦記外伝」は、５つの物語がおさめられたもので、ゲド戦記の番外編のようなものだ。その中の「カワウソ」という物語の中ではカワウソ（男）とモエサシ（女）が初めてお互いに抱いていた感情をわかちあい、桃を食するシーンがある。その後も桃が登場するのだが、幸福の象徴として桃が描かれている。

詩経の「桃夭」を思い出した。
桃が美しい花をつけ、実をならし、葉を茂らせることを嫁入りする娘にたとえて、幸せになり、子宝に恵まれ、一家は繁栄するだろう…という詩だ。学生時代にこの詩について研究したことがあったが、古来から中国では桃は長寿や魔よけの意味も持っていたという。つまりのところ、桃はおめでたいことの象徴だと私の中にはインプットされていた。これが古来中国の話ではなく、現代西洋作家の物語に登場するとは！西洋でも桃は幸福の証なのだろうか？非常に興味深かった。。。
いずれにせよ桃の愛らしい形、香りから考えても決して不吉な食べ物には思えないなぁ。あぁ甘い桃が食べたくなってきた…（渋い桃はイヤ！）

読書

毎日があっという間に過ぎてゆきます。もうこんな時間です。一日が２４時間では足りない！ほんこです。

活字中毒は相変わらずです。
今、読んでいるのは「ゲド戦記外伝」です。元々興味が大アリ！というわけではなかったのですが知り合いが貸してくださったので読み始めてみたところ…なかなか深いです。この話。まだ読み途中なのですが。
ただ、ジブリの映画の「ゲド戦記」との違いが…。解釈の違いって大きいものですね。。。

さて、また続きを読みます。こうして寝る時間がどんどん遅くなる…あぁキッチンのコンロまわりも掃除しなきゃならない！
コンロまわりは放置厳禁ですね。すぐ対処しないと汚れはこびりつきこびりつき…おそろしや((;ﾟДﾟ))

はぁぁ

最近、公衆の面前でイチャイチャする若者が目立つ気が…
（自分が歳をとった証拠か！？）
でも彼らは本当に幸せそう。まさに「世界は二人のために」状態ですわ。今日もそんな彼らの横を、スーパーで買ったたくあんを持ってむなしく通り過ぎて帰宅の途についた。。。ほんこです。

ところで私は昔から活字が好きだ。
電車の中刷りなどは、首が痛くなりながらも隅から隅まで目をとおしてしまう。そして、あの大きい見出しだけであることないこと色々想像したりするのである。断定的に書いてあるかと思いきや、はじっこのほうに小さ～く「？」マークなどがついていたりすることも多々あり。信用できねぇなぁ、などと思いつつもついつい見入ってしまう、中刷りマジック。

昨日読み終わった「博士の愛した数式」。この著者の作品を読んだのは初めてだが、流れるような文章を書く人で、するすると頭に入ってくる…あっという間に読み終わり！私のように数学が苦手でも、読み終わる頃にはビバ完全数！友愛数！